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第二次王都襲撃 幕間
“淑女”の読み通り、遅れて投入された機械仕掛けが戦場を掻き乱す。
───そう、あの日もこんな光景だった
応戦するのは甲冑姿の兵士ではなく魔女達だったが。
前王の手によって滅ぼされた魔女の里。
───かつての悪夢がその身に降りかかるとは…
なんたる皮肉。
一番見せたかった前王がいないのは、この上なく残念だ。
付き従う者以外を排除すべく造られた機械仕掛け。
その最初の戦場が魔女の里だった。
───償いきれるものではない
屈しない魔女達に業を煮やした前王が仕掛けた戦争。
数多の命を奪い魔女の血を根絶やしにしようと画策した。
───まるで破邪の剣だ
その制作者が謀叛を起こし、栄華を誇った王都へ襲撃をかけるなど想像もしなかっただろう。
───連鎖を止めなければ
