15話
昨日投稿するはずだったのに……また、保存のし忘れorz
は~い、ってなわけで、ご飯を食べるために教室に来ました
ボーーーーーーーーーーーーーーッチ!!!!!!!
誰もいません~
やっぱりですか~
ですよね~?
なんだろ?
やっぱあの空気がいやなのかな?
それとも6大貴族の人間と一緒にいるのがいや?
それとも自分が霞むからイケメンと一緒にいたくないとか?
まぁ気持ちはわからんでもない……
ただ、授業が始まってもこの空気だったら何とかするしかないかなぁ
自分が目立たない方向で……
ちなみに他の教室とかはどうなんでしょ?
ちょっと覗いて見ましょうか
先ずは1年松組さん
そろ~りそろ~り
きゃっきゃっ
まぁ、賑やかですわ(遠い目)
活気付いていますわ(遠い目)
お次は1年竹組さん
そろ~りそろ~り
きゃっきゃっきゃっ
こちらも賑やかでいらっしゃいますわ(白目)
……
べ、別に悔しくなんか無いんだからね
さ、寂しくなんか、寂しくなんか無いんだからね
大したことじゃないけどで2回言いました
うん、俺には魔法の勉強という目的があるのです
ご飯食べたら先生に魔法に集中できる場所を教えてもらおう
ってなわけでご飯を食べて職員室セキュリティたんに先生に繋げてもらいました
「モーリン、いらっしゃいにゃ~」
「お邪魔します~」
「所でモーリン……錯乱したとかじゃにゃいですかにゃ?今なら間に合いますにゃ?」
「いきなりどうしたんですか、先生?」
「いや、選択授業にゃんだけど、全授業選択してにゃいかにゃ?」
「そうですけど……」
「今なら未だ間に合うにゃ……そんなに自分をいじめなくてもいいですにゃ?」
「ぇ?」
「器用貧乏になってもあんまり得なことはないにゃ?少なくても半分ぐらいに減らすにゃ」
「先生、大丈夫ですって……」
そう、趣味と実益を兼ねていますし
魔法の勉強と主人公の動向察知という
動向察知は趣味じゃないよ??
此処は勘違いしてはいけません
それが趣味になったら俺ストーカーになっちゃうのん
「そうですかにゃ?……にゃらもういいませんにゃ?ただ、危険を感じたら授業を休むのですにゃ?」
「ぇ?危険って?」
「斥候では時々外で実習をするにゃー……危険は一杯にゃ
後は、魔法って結構脳を使用するから酷使し過ぎにゃいように
……って言っても全授業を出るということは無理ですかにゃー
まぁ適度に休みを入れた方がいいにゃ……そうしにゃいと……」
「……そうしないと?」
「………………廃人として人生終わるにゃ」
「ぇ゛っ?」
「まぁ廃人なりかけのときは常に頭痛か何かの体調不良を起こすらしいですにゃ
……やばくなったらちゃんと休むんですにゃ?」
「はい!ちなみに廃人として人生が終わった方々ってどうなったんでしょうか?」
「国の研究機関が嬉々として引き取って行ったらしいにゃ……後は知らにゃいにゃ」
その後、そいつの行方を知るものは誰もいなかったですか?
やだ何それ怖い
しっかし、道理で2単位で進級とかすばらしい話だったんだな
ってか俺の死亡フラグが立ってるってこと?
魔法の勉強をし過ぎで脳死亡ですか?
聞いた話によると睡眠は記憶を整理し、脳を休ませるとか何とかって話だよな?
睡眠はしっかりとらないといけないのか
あ
でもバイトしてたら寝る時間遅くなるよな?
最低でも日跨ぐし……
で、朝早く起きなきゃいけないよな?
金ないから自炊しなきゃならないし……
曰く睡眠時間は7時間は確保したいという話らしいが……今のままじゃ無理じゃね?
まぁ5時間で妥協して大丈夫ですかね?
昼に1時間寝れば6時間
なんとか……なってください(願望)
「わかりました、ありがとうございます
とりあえず、健康には気を使っておこうと思います」
「そうしてくださいにゃ~
あ、そういえばモーリンなんの用だったんですかにゃ?」
「あぁ、呪文を作りたいんですが、いい環境って無いですかね?」
じとー
きゃっ
先生に俺、ジト目で見られているよ?
……やっぱあれですかね?
魔法を使いすぎるなって危険性を説かれたばかりでこんなこと聞くとは頭がおかしいって思われていますかね?
はぁ
ため息付かれた!?
「まぁいいですにゃ。それなら瞑想室ですかにゃ?」
「瞑想室?」
「はいですにゃ、まぁただの何も無い部屋ですにゃ
ただ、魔法が失敗して暴発しても、全て拡散して無力化されるにゃ
にゃので、そこらへんの危険はにゃいので安心ですにゃ」
「施設を使うのに申請とかって必要ですか?」
「学内ネットから申請すればいいですにゃ~」
おぉぅ
いろんなことに活躍しているんだな学内ネット
えっと
これかな?
他に使用している人は……何人かはいらっしゃるのね
時間は13時から一応16時まで
多分途中で切り上げると思うけど……
うん、やりすぎで廃人になるって聞いたらね、あまり根をつめるのもやばいかなと……
さて、申請申請~♪
あ、学内の地図もあるのね
行き方良し
「ありがとうございます~」
「は~いにゃ~。あんまりやりすぎちゃだめですにゃ~」
「は~い」
先生と別れて、瞑想室へと歩みを進める
ぉ?
部屋に俺の名前が……
ってことはここか
部屋を入ってみるけど言われたとおりなんもねぇーーーーーー
壁が前面が赤、後面青、右側面緑、左側面茶、上面が金で下面が黒
各属性魔法の呪文のイメージをする場合はそれぞれに対応した色を見て集中しろってことかな?
とりあえず最初に作る呪文はバイト用だったりするんですけどね
バイトである以上私が指名されて相手を楽しませる必要が出てくる可能性もある
その時に何にもありませんじゃぁさすがにまずい
ってなわけで、俺が考えている魔法は2つ
1つは変声の魔法
っても声を前世で好きだったあの渋いイケメンボイス&大天使ボイスを取得しようかなと……
モブに渋いイケメンボイス&大天使ボイスなんていらない?
まぁギャップ萌ってヤツだよきっと……多分……うん……
でも基本この魔法はバイトで相手を楽しませるときにしか使うつもりはあ~りません
クラスとの交流でこういう特技がありますよって紹介するのに役に立つとは思うんだが……
あの主人公も前世を持っている可能性があるからなぁ
前世なんてないよって否定できる材料とかがあればいいんだが……
それを調べていると大抵、藪蛇になる可能性が高いんだよなぁ
もし前世有りだった場合、向こう側からこっちに接触される可能性があるんだよねぇ
で、主人公の親友ポジションになってしまうと面倒なことになること間違いなし
そうなったら多分「此処は俺に任せてお前は先に行け」っていう死亡フラグを立てちゃいそうな気がするんだよねぇ
それはヤダ
俺は主人公の親友ポジションなんてやる気はないぞーーーー!!!
ってなわけで、この特技はクラスでは隠しますよ?
えぇ絶対に
よし、先ずはこの変声の魔法の呪文を作成するぞ
はい、納得がいける声を魔法で調律するのに時間がかかりました
でも納得のいく声が出るようになりましたよ
ひゃっふー
声は呪文はコレで万全
呪文名は《大悪魔の囁き》《大天使の囁き》にしたぜ
ただ、魔力切れによる気絶があって、起きた今の時間が15時
やばい
予約していた時間が残りあと1時間しかない
簡単に終わるだろうと慢心してた2時間前の俺のアホー
いかん
自分を責めている場合ではない
後もう1つの方の魔法もささっと作らないといけない
もう1つは光魔法で花火の光景をミニチュアサイズで表示する魔法
ほら?
花火って観賞が主な目的で話す事柄とかがなくなった場合には有効っぽい気がしない?
金持ちに効かない可能性?
効かない可能性は高いかもしれないけど……金持ちの世界なんて知らないも~~ん
なので、自分の知っている世界で闘うのです
とりあえず掌を開けたら、その瞬間打ち上げ花火開始で1000発6分程度をミニチュア表示する魔法を作成かな?
音も忘れてはいけません
1万発ぐらいを作れ?
1時間魔法使いっぱなしになるじゃないですか?
飽きられる可能性高くなるじゃん?
後、魔力大分使用しないといけないっぽいし?
まぁ好評でしたら考えますけど……とりあえずコレが無難ですかねって事で
……これ……花火の構成を考えるのも大変でした
……花火が上がらない時間がないように……飽きられないように同じ花火ばかり打ち上げないように……
……1時間とか俺、無理ですのん
でも、こちらも見せれるものに関しては出来たと思う
呪文名は《小さな花火大会》
時間は15時40分
時間ですし、終わりますか……あれ?
入り口に先生がいますよ?
「先生いつからいたんですか?」
「今さっきにゃ……それで呪文の方はできたのかにゃ?」
「はい、出来ました~見てもらってもいいですか?」
「いいにゃ~」
「それじゃ1つ目です。《大悪魔の囁き》……こんな声になりましたが……いかがでしょうか先生」
「にゃ?にゃははっはははは~。にゃに?その声は?顔と合ってにゃくにゃい?」
「ギャップ萌を狙ってみたんですよ」
「その声で萌ですかにゃ???にゃはっははっは~~」
《大悪魔の囁き》解除
「《大天使の囁き》……この声なら萌ですかね?」
「にゃ???にゃひっぃっひっひっひ?なんで女声なんですかにゃ?」
「だからギャップ萌ですって……後、ほら、潜入捜査とかに使えたりしないですかね?」
「あ~、にゃるほど~。それには使えそうですにゃ~
しっかし、にゃははっははははは~」
先生笑い上戸ですなぁ
最後の呪文の《小さな花火大会》だと笑いが止まるかな?
先生が魅入ることが無い様だったら金持ち相手にも聞かない可能性が高い……かな?
《大天使の囁き》解除
「これが最後の呪文です。《小さな花火大会》」
そういって、掌を上に向けて開く
ひゅ~ん……ばばんばばばばばん
「にゃ?」
次々と打ちあがるミニチュア花火
うん、こうやって再度自分で見てみたけど悪くない気がする
先生の笑いが止まって、ずっと魅入っているっぽい
こうやっていい反応があると苦心して作り上げた甲斐があるなぁ
6分ほど打ち上げ花火が打ち上げられ、最後の打ち上げ花火が終わる
「以上で終わりですが、どうでしたか」
「モーリンは実に変な生徒ですにゃ」
「へ?」
「普通、呪文の作成って攻撃魔法とかそんなんですにゃ?
……それが、声変えたり、花火見せたりと……
でも、まぁそんな生徒がいてもいいかもしれにゃいですにゃ~
後、花火はとても綺麗でしたにゃ~」
おぉ
どうやら好評だったようだ
よかった
「あっ……予約時間がもう終わりそうなので俺はこれで……
見ていただいてありがとうございました」
「こちらこそ素敵なものをありがとですにゃ~
それじゃ気をつけてかえってくださいにゃ~」
先生に一礼して帰路に着く
忘れてませんよ?
ちゃんとこの後妖精さん用のお菓子を買うことを
後、警察に行って茶包研究所の場所を教えてもらうのと訓練してもらうことも




