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今日もワタシは戦います!  作者: アユム
編集作業中
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悪夢……?



 悪夢

 きっと今の状況のことを人は悪夢と呼ぶんだと思う。

 小さい妖精(数不明)が皆無言のうえに無表情で見てくるんですけど?!

 喋る小人もとい、喋る妖精まではワタシの許容範囲内だけど、あまりにも濃いキャラは範囲外だ!!

 というより濃いキャラは(元)誘拐犯の時でお腹いっぱいです!!

 これ以上はいらない!!

『娘。もう一度問うが、私達が見えているのか? というよりも見えているな?』

 先程までよりも気持ち少しだけ高めの声でオヤジが聞いてくるけど、その声はすでに確信をもったものにかわっている。

 やばい。これは何かよからぬフラグがたった気が……。

 いやいやいや。私は何も見てないからそんなものたつ訳ないよね。

 ワタシの様子に兄達や同属さん(仮)たちもザワザワとし始め、上からのこちらを見つめる無数の目が見つめてるなんてそんなことないよ。

 すぐに目を反らしたら見えていると言ってるようなものだから、そろそろと静かに視線を外していく。

 ふふふ、ワタシは何も見えてないですよ~。

 皆が見えないモノが見えるなんてあるわけないよね。ハハハ。 

『そうかそうか。娘私達が見えるのだな!!』

 今更と言われようと『まった見えてないですよ~』とアピールを込めて視線を反らしているって言うのに向こうは空気を読んでくれない……。

 でもこんな事で負けてなるもんか。悪足掻きだと思われようとこの先の平穏な生活のために足掻いてやる!!

『私が生まれてウン百年……。やっと、我等を見てくれる存在に巡り会えたぞ!!』

 何かオヤジがテンションを上げて吠えている。けどワタシには見えないし聞こえないから全く関係ない。うん、関係ない。

 例えオヤジの声に呼応したみたいに周りの妖精たちまで口々に大声で何かを吠え始めたのはきっと気のせいだ。

 余りの煩さに私の耳が後ろにペタッと垂れても気のせいだ。

 だけどこんなに煩いなら誰か一人くらいあの妖精の姿が見えるんじゃない……?

 何て思って周りを見回してみるけど、誰もこの騒ぎが聞こえていないみたいだ。それどころかワタシを見る目が残念な子を見るというか、アホの子を見るようなんですけど。

 あの大合唱が聞こえない事に驚けばいいのか周りの視線に嘆けばいいのかどっちだ。

 ……って、ちょっとバイモ兄。別に体の調子が悪いわけじゃないからワタシを足の下に囲い込んで強制的に寝ころばせるのはやめて。

 鼻先で押すみたいに引き寄せるから体制取れなくてお腹皆に見えちゃってるじゃん! 今ワタシすっごい間抜けな姿だよね?!

 ちょっ?! 大丈夫だからお腹舐めないで!! 今それどころじゃないんだってば!!

 は!! そうだよ、それどころじゃないんだよ!!

 妖精、妖精はどうなった?!

 頭を何とか捻って仰向けの状態から何とか俯せになりバイモ兄の下から抜け出すと、勢いよく上に視線を向けた。

 そしてワタシが見たのは静かになった妖精の軍団と、何故か右腕を頭上に上げているオヤジの姿。

 ……え? これから本当にワタシどうなんの?



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