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今日もワタシは戦います!  作者: アユム
編集作業中
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過保護



 突然の乱入者に次ぐ乱入者で落ち着く暇もなく、まるで連行されるように会議をしているという場所まで来ました。

 驚きの展開だね。何故ワタシは兄たちに連行されているのだろうか……。

 うん。考えたら何か悲しくなるから考えるのは後にしよう。

 さて、でも驚きの展開なのは間違いない。

 今まで森の樹海の中にいたのに、少し移動しただけで急に洞窟の中に移動するってこれどんな魔法?

 まあ正確には天井が急に現れたって感じだけど、周りは未だに兄たちに囲まれてるから状況が読めないし、気配だけ急に増えたからちょっと怖いんですが……。

『キャラウェイ。いつ村の中に入ったか分かる?』

 兄たちに囲まれてからまたワタシの頭の上に戻ってきたキャラウェイに念話で聞いてみると、少し不思議そうに見つめられた。……なぜ?

『アネモネ殿の姉上だというものが来た時にはもう村の結界内に入っておったぞ?』

 当たり前のように言われたけど、結界なんてあったの? え? 境界は何処?

 全く気が付かないくらい自然な結界に改めて驚いていると、周りが急に騒がしくなってきた。

 何があるのか気になるけど、兄たちが邪魔で見えない……。

 よし、ここはワタシのほふく前進の成果を見せるところだね! よし!!

「サルビア、いい子だからもう少し大人しくしてようね?」

 ほふく前進をするため体を低く構え『よし行くぞ』と思った瞬間にアキレア兄に止められた。……あの、首根っこ踏むの止めて下さいな。何で片足の感触しかしないのに抜けられないのかって悲しくなるんだけど。

「でもアキ兄そろそろワタシも何がどうなってるのか知りたいんだけど……」

「今はまだ何があるのか分からないからいい子にしてようね」

 まるで小さい子を宥めるように窘められた。

 最近子ども扱いに磨きがかかってきた気がするんだが気のせいだろうかアキレア兄よ。

「ええ? じゃあ何時になったら自由に動いていいんですか」

「ん~……、できたらここから出るまではいい子にしててくれる?」

「……は~い」

 渋々だけど返事をしたら離してくれたから、毛繕いをしながら考える。

 だけど具体的にどのくらいの時間になるか分からないってことだよね? それ。

 まあ、ここで何かしようとしても止められることは分かったから、何か時間を潰せるものでもないか探そうかな。

 でも何かっていっても周りは兄たちに囲まれてるから何も見えないし、上はここが洞窟なのか岩がむき出しになっているだけで見る物は……って、あれ?

 今何か黒い塊が天井らへんを飛んだ?

 見た感じで天井まで軽く見積もって五mは離れてそうだけど、見間違い?

 やることもなく、黒い塊が飛んで行ったと思う場所に注意を向けていると、ぼそぼそと話声のようなものが聞こえてきた。

 最初は何を言っているか分からなかったけど、意識を向けているうちに姿は見えないけど段々はっきり聞こえるようになってきた。 

『……よし、皆配置についたか』

 所々掠れている声。一人(?)じゃないのかな?

『敵は総勢百人もいないと思われる』

 相手がどんな人なのか気になって聞き耳を立てていると、少し不穏な単語が混じってきた。

 ……だけど敵って何?

 

 

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