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今日もワタシは戦います!  作者: アユム
〓改稿前〓
77/103

2-13


突然の乱入者に囲まれて、まるで連行されるように村の中に連れて行かれました。

驚きの展開です。


ワタシの周りには兄達が囲んでいてワタシ達兄弟の前を第一村人さん。

そしてワタシ達の後ろを母がついて歩いて、その周りを村人さんたちが取り囲んでいるのです。

一体どこの犯罪者かVIP待遇なんですか。


『これはどこへ行こうとしてるんですかね……?』


近くに村があると思っていたけど行けども行けども代わり映えのしない森の風景が続くだけです。

一体何時村につくんでしょう?


『もうすぐ村の集会場所に着くからもうちょっと頑張ってね~』

『え? でもまだ村に入ってないですよね?』

『ん? 村にはもう入ってるわよ~? サルビアったら面白い事いうのね~』


母がコロコロ笑いながら教えてくれますが、まったく景色が変わっていないので、いつ村に入ったのかまったく分かりません。

というより普通村って言うとこう、柵があるというか区切りというか分かりやすくなってるものじゃないんでしょうかね?


『あら付いたみたいよ~』


周りを取り囲む同属(仮)さんがたの表情が何ともいえない複雑なものを浮かべる人が半分、無関心な顔の人が四分の一、威嚇なのか苦々しい表情の人が四分の一。

そんな感じで母やワタシ達を見ています。


一体これはどう判断したらいいんでしょうかね?


周りの人たちの反応に不安を感じていると第一村人さんよりももっと前、村長さんと言われた人たちのほうからちょっと大きな音が聞こえてきました。

何か大きな扉がずれるような音。

何があったんでしょう?


『ほらサルビア驚いてないで先に行くぞ』

『おいてかれる』

『疲れたか? もうちょっとで付くみたいだから頑張れ』

『ほら歩いた歩いた』


聞こえてきた音に驚いて止まっていると、兄達に先へと促されました。

でも兄達はこのよく分からない状況が怖くないんですかね?


『怖がらなくても我等がそなたを守る。安心して先へ進むといい』


ワタシの不安を感じ取ったのか、キャラウェイが念話で話しかけてくれます。

その皆の気遣いに少しだけ安心して止まっていた足を動かす事が出来ました。


少しぐらいのことじゃあもう驚きませんよ!


そんな決意を決めて先に進むと、広場と思われる場所にポッカリとした穴が開いて皆その中へと続々と入っていってしまいます。


さっきの音はこの穴が開いた音なんですかね?

あまりの大きさにまた驚いてしまいましたが、今度は止まることなく皆の後に続く事が出来ました。

少しだけ成長した気分です。うん。


だけど何でこんな洞窟があるんでしょう?

それに中が真っ暗だと思ってたけど外にいるみたいに明るいし、どんな仕掛けがあるんでしょう……?




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