2-6(ここら辺から『母の姉?』として新しく更新しています)
母の呼びかけがあったので、あの変な黒幕さんはギャロ達に任せてワタシ達はお出かけすることになりました。
父が黒幕さんとジャレ合って楽しそうだったのでそのまま放置してきました。
うん。楽しそうなのを邪魔するのは悪いですよね。
ギャロに、いってきますと声をかけて出てきたので後からきっと追いかけてくると思います。
『皆、ちゃんとついて来てる~?』
今は森の中をただひたすら走っているのですが、母が走りながらワタシ達に声を掛けてくれます。
出発当初から父がいないことにまったく触れていないんですが、母の中に父の存在はあるのでしょうか……?
そんな母の態度に、走ってるためにドキドキしている心臓が更にドキドキしてしまいます。
『い~い? もうすぐ仲間がいる村に着くけど、絶対なめられちゃ駄目よ~』
ワタシ達がちゃんとついて来ている事を確認した母が何か過激な事をのほほんと言い出し始めました。
何ですかなめられたら駄目って。
『出る前にも言ったけどサルビアは村についてから暫くは誰かと離れないようにね。バイモ、アキレア、エルダー、ムスカリ、貴方達もサルビアを守ってあげてね』
『『『『はい』』』』
……あれ? やっぱりワタシだけ守られる対象なんですか?
そんなにワタシ弱いんですかね?
魔法は兄弟の仲で一番コントロールが上手いと思うんですが……。
『サルビアは魔法のコントロールは上手いけどまだ体力が全然足りないから下手に応戦しては駄目よ? スタミナ不足になって戦えなくなるかも知れないし、喧嘩を売られたらすぐに逃げなさいね』
まるで心を読んだかのようなタイミングですね。
そんなにワタシの考えは読みやすいですか。
『あら。キャラウェイさん、サルビアの事守ってくださるんですか? なら安心して村にいけますね』
今までワタシの背中にいたはずの花がいつの間にか母の背中に移動してます。
いったい母と何を話しているのか全然予想ができないのですが、まあ聞いたら落ち込むのは目に見えているのできにしないことにしましょう。うん。
『もうすぐ村につくわよ。皆覚悟はいい?』
おお。もうすぐ村につくんですか。
どんな人たち(狼達)がいるのか楽しみですね。
でも何度も思うんですが、何で仲間に会うのに覚悟が必要なんでしょうね。
そんなに怖い一族なんでしょうかね?
……と。何か今走って向かっていっている方角から、凄まじい勢いの砂煙があがっているんですがあれは何でしょうね?
今いる場所は森の中だから砂埃なんて上がらないはずなんですが、何か破壊されるような音も一緒に聞こえてきますし……。
一体何があるんでしょう?
皆がいるから危害はないと思うんですがやっぱり気になりますね。
それに破壊する音と一緒に何か声みたいなものが聞こえてくるんですがこれは気のせいですかね?




