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今日もワタシは戦います!  作者: アユム
〓改稿前〓
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2-1



修行怖い、修行怖い、修行怖い……!!

ここ最近、何度も何度も呪文のようにそう思ってしまうサルビアです。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ワタシはすでに心身ともに限界を迎えております。


あの日、同じ一族……、仲間に会う約束を取り付けてから今日で丁度半年程の月日が流れていきました。

その間の日々はもう思い出したくもないくらい修行付けの日々で、何度逃走を図ろうかと考えたのか分かりません。


その度にわざとなのか天然なのか分からない母と兄たちに阻止されて、その度に更にハードになるトレーニングに気がついてからはただ言われるままに黙々と練習をこなしてました。


まずはじめに言われたことが、皆で目の前の森を洞窟いえが完全に見えなくなるまで全力疾走をしてまた戻るのを三往復。

その後に休憩なしで魔力の練習としてバスケットボールくらいの大きさの火の玉を同時に十個出して一刻ほど維持。

そしてその後に初めて行った湖を端から端へと泳いでわたるのを二十往復。

これらの内容を両親、監視の下に全部で五セットを一日の予定で組まれました。


毎日毎日その繰り返し。

そしてこの半年、一日も休むことなく続け慣れてくるとその数字は容赦なく上げられていきました。

鬼畜です。優しい笑顔をした鬼畜をワタシははじめて見ました。


もうお金を貰えても二度とやりたくないです。


そしてその訓練で再確認させられたのは、兄たちとワタシの徹底的な体力の違いの再確認でした。

ワタシがヒーヒー言いながら母に言われたメニューをこなしている横で、父監視の下ワタシの倍近くの距離をワタシよりも速く走っているんです。

今までどれだけワタシに合わせてくれていたのか気がつかされました。


何ですかあれは。

反則ですよ、反則!


どうしてそんなに体力が有り余ってるんですかっっ!!

魔力のコントロールがワタシが一番上手かったって何の慰めにもなりませんよ!!


何で魔力を出鱈目な大きさで同じ時間出し続けてまったく疲れを見せてないんですか。

ワタシはその時点でもう息絶え絶えだったのに?!


その後の水泳で兄たちが悠々と泳いでる横でワタシ一人だけ溺れかけたのは屈辱以外の何物でもなかったのです……っっ!

まあ、次のセットにいくときにはそんな考えも掻き消えるくらい疲れ果ててましたけどね。ははは、は~~。


そして成長途中の体は半年かけてすくすくと育っていきました。


……兄たちは。


両親ほどとは言いませんが、半分くらいまで大きくなってきた兄たち。

そしてまだまだその兄たちの半分くらいしかないワタシ。


うん。どこで成長の道が分かたれたんでしょう?

同じもの食べて、同じくらいとは言いませんがそれでも頑張って運動もしていたというのに何が駄目だったんでしょうか?


ま、まあきっとまだまだ体は大きくなるはずですから気にしませんけどね!


それよりも今はもっと大事なことがあるんです。


『じゃあ約束の仲間のところへ行くけど、サルビアは前よりは強くなったとは言っても襲われたらひとたまりもないから必ず私かセダムの側にいてね~』


そう。やっと初めての仲間に会いに行く日なのです。

母の言葉はひとまずスルーをするということで、どんな人たち(狼たち?)がいるのかいまからすごく楽しみです。


と、あれ?

キャラウェイがワタシの背に乗ってくるなんて珍しいですね。

もしかして一緒に行くんですか?


知ってる人が多いほうが安心できるので嬉しいんですが、お願いですからワタシの上で変なダンスを踊るのは止めてもらえませんかね?




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