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今日もワタシは戦います!  作者: アユム
〓改稿前〓
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『あら。最初はエルダーが魔力暴走を起こしたのね。だけど初めてにしては小さい暴走ね~。やっぱり家の子達みんな器用な子ばっかりね~』


爆音。

その言葉が一番あう音が響き、驚いてそっちの方へ視線を向けると同じようにそっちを見ていた母が暢気に呟きました。


魔力暴走と今言いましたか? 母よ。

爆音が聞こえてきた方向からはモクモクと白い煙が立ち込めている場所は何本か木が倒されたのか、ぽっかりとした空間が開いてしまっています。

崖下からあがるその白い煙は勢いよく立ち上り、爆発が小さいものでなくそこそこ大きなものだと予想できますし、魔力暴走ってどれだけ凄いものなんですか。

それにこれで小さい暴走って……。


『あら、次はバイモが魔法を使うみたいよサルビア』

『……え?』


母が言った次の瞬間、さっきよりも大きな爆音と、木々が薙ぎ倒される時に聞こえるような、メキメキという音がしたかと思うと物凄い音を立てて木々がなぎ倒されていきました。


え? 森林破壊ですか?


混乱でどんな反応も出来ずにいるなか浮かんだのはそんな言葉だけでした。

もっと違うことがあるだろうと自分でも呆れてしまうけれど、驚きすぎるとまったく頭がついて来ないものだと学びました。


『次はアキレアが使うみたいね』


驚いてただただ音のしている方向を見つめていると、また母が予想を口にしました。

その言葉が言い終わったすぐ後に同じくらい大きな爆音がして、今度は木々が倒れる音などではなく『私』時代に聞いた道路工事などで地面を削る音をさらに大きくしたような音が響き渡った。


一体兄たちはこの下で何をやっているんでしょう?

あまりにも規模が大きすぎて見たいような見たくないような複雑な気分にさせられます。

これが本来の魔力暴走というものなんですかね?


ということはワタシも下手をしていたら、今この下で行われているものよりもひどい暴走を起こしていても可笑しくなかったってことですよね?

今更ながらに背筋がゾッとしてしまいました。


『サルビア、次はムスカリが魔法を使うみたいよ?』

『……ぇ?』


自分が思っているよりも危ない橋を渡っていたのだと遅まきながら実感して震えそうになっていると、それに気がついていない母がのんびりと次の予想を口にして教えてくれ、その言葉で意識がそれ恐怖が消えました。


そして母のその言葉の少し後、今までに負けないくらいの爆音と今度は大量の水が落ちていくような音が耳に届いてきました。


本当にこの下ではどんな練習をしているんでしょう?

自分との差に、凄く気になります。


それに気になるといえば、母は何で魔力が使われることだけじゃなくて順番まで分かるんでしょう?

何かコツでもあるんですかね?


やっぱりこの世界の魔法はまだまだ分からないことばかりなので、なんとしてでもワタシもコツなどを教えてもらえるようになりたいと実感しました。




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