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何故かワタシが名前をつけることになりそうだったので、慌てて軌道修正をかける事にしました。
なのでただ今、家族+αが輪になって話し合いをしております。
いやだって、名前を付けるなんて後々まで響く重大なこと独りで決めたくはないじゃないですか。
『でも名前なんて今まで考えたこともなかったからなんて付けたらいいのかしらね?』
『確かに。ここはやっぱり誰にでも分かってもらえるように個性的な名前がいいと思う』
おお! 父と母が思いがけず乗り気で考えてくれてます。
これならこの先何かあっても親から子へという概念をそのまま使えそうですね!
『たとえばどんな名前がいいと思うの?』
『ん~難しいが……こんなのはどうだい?』
ついに一人目の名前が決められるんですね!?
これはドキドキが止まりませんね。
どんな名前になるんでしょう?
『ツヨッキキョジンなんてどうだい? 何となく強そうだろ?!』
『確かに強そうで良いわね!』
うん。名前って大事だと思うから自分でも真剣に考えてみようと思います。
やっぱり楽をしようとしたら駄目ですよね。
父と母はきっと初めての名づけで要領を得ていないのでしょうし、暫く二人で和気藹々としていてもらうことにしましょう。
……だけどこちらでの名前はどんなのが一般的なのか分からないですし、変なものをつけて笑われたりしたら嫌ですしね。
やっぱり名前は難しいです。
さて、どうしたものか。
ああ、でも兄達はまだ念話を扱えないので一緒に話し合えないのが残念です。
父と母の名前に凄い尻尾を振ってキラキラした視線を向けているのはきっと意味を理解できてないからですよね。
きっとそうだと信じてます!
『オチビちゃんオチビちゃん!! オチビちゃんの名前、ツヨイダ・チカラがカッコいいと思うんだけどうかな?!』
『却下でお願いします』
誰ですかツヨイダ・チカラって。
何人ですか。
何でそんなに皆(花とギャロ、クラウ少年除く)信じられないって顔で驚いてるんですか。
そのことが信じられないうえにビックリですよ。
何て言われようと意思は絶対曲げませんから、そんな傷ついた顔をしても意思は変えませんからね?!




