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今日もワタシは戦います!  作者: アユム
〓改稿前〓
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ギャロに紙を見せてもらいながら依頼内容の確認をすることになったので、一先ず目の前にある椅子へ下ろしてもらうことにします。

抱っこされているのは嫌いではないけれど、ずっと抱かれたままなのも体が固まってしまうのでそろそろ自分の足で立ちたいです。


そう思ってギャロにお願いしたけれど、今はまだ駄目だと断られてしまいました。

まあ話がかみ合ってなくて警戒しているんだろうけれど、依頼人とは距離があるので勝手に下りようと思います。


するりと腕の中からすり抜けたワタシに困ったような表情を向けるギャロ。

だけど今はそんな事よりも依頼書が気になるので椅子をテシテシと叩いて早く見せるように催促します。

いえ、お願いしました。


ギャロは更に眉を下げ困った表情になっていますが、じっと目を見つめていると諦めたようにワタシの目の前に依頼書を置いてくれた。


依頼書を手で差しながら読んでくれたギャロ。

そのおかげで今どこを読んでいるか一発で分かりました。

やっぱり気遣い出来るのはポイント高いですよね。


ギャロの細やかな気遣いに感動しつつ、読んでもらった依頼内容を纏めてみて分かったのは。


森で最近見かける白い生き物の捕獲。

なるべく傷つけず、生け捕りにすること。

期限は一ヶ月。

報酬、金貨三枚。


依頼意内容はそれだけでした。

それ以外には違約金の事や依頼達成後の受け渡しの仕方。

注意事項などが書いてあるだけでした。


どこにもラクレスの子とも、狼族の子とも書いてないですね。

これだと確かに依頼人の人が嘘の依頼をしたとは言えないですけど、何でクラウ少年達はラクレスの子なんて思ったんでしょう……?


『ギャロさん、ギャロさん。この依頼書見る限りラクレスの子なんて書いてないですけど、何でラクレスの子だって思ったんですか?』

「いや依頼内容の確認をする時に話しをして確認をしたが、それがどうかしたか?」

『その時あおの依頼人の人がラクレスの子を捕まえてきて欲しいとか、狼族の子ではなかったとか言葉ではっきりと断定してましたか……?』

「……それは多分言っていたと思うが、どうだったかははっきりとは記憶にない」

『そうですか……。後、依頼書の内容の変更など勝手にされてないですか?』

「ああ、それはギルドに写しがあるから大丈夫だ」


う~ん。依頼書の内容が変更されてないんだとしたら、これはもうギャロ達が悪いですね。

お仕事の契約する時に書類に残していないうえに、口頭での言質も取ってないのなら相手のほうに分があります。


まあ、どういうやり取りしたかにもよるんでしょうけど、言質とって書類に残さなければ言った言わないの水掛け論ですからね。

契約するならちゃんと書類に起こしておかないと、ですよ。


これがクラウ少年だけならその辺のことを言いくるめられていいように使われるのが目に浮かびますが、慎重そうなギャロがこんなミスをするなんていがいですね。

どこか抜けてるのはギャップ萌えで可愛いと言えなくもないですが、今知りたくはなかった事実です。


……取り合えず相手の人にもちゃんと話を聞かないことには話が進まないので聞きますか。

だけどこの場合どっちが悪いことになるんでしょうね?



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