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今日もワタシは戦います!  作者: アユム
〓改稿前〓
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1-27




そこそこギャロたちが悪っぽい印象を醸し出せるようになったので、練習から一夜明け本日いよいよ出陣をしました。

あまり日を空けすぎるのは依頼的に不味いのではないかと思ったけれど、緊急の依頼でない限り採取系は十日から一ヶ月くらい期限があるらしいので急ぐ必要はないと言われた。


だけどワタシを誘拐しようとしてから数えて今日で九日目。

日数的にもいいと思うので昨日の夜、大まかな計画を話して今日の決行に踏み切りました。


今回の依頼ではなるべく傷つけずなるべく早く捕まえてきて欲しいという依頼主が前もって言っていたらしく、依頼を受けたその日のうちにこの森に来て運良く一人でいるワタシを見つけたらしい。

まあ運がいいのか悪いのか分からないところだけど、父や母が近くにいたのに連れて行ったのはまったく周りが見えてない証拠だからもう少し視野を広く持ったほうがいいと思いますけどね……。


と、それは置いておいて、その依頼人の話から考えるに早ければ早いほど相手を油断させられる可能性があると思うのです。


なのでまだ二人の演技に不安があるけど一日二日で変わることはないと思うので強制決行しました。


『おお~。木がなくなりました~!!』


生まれてから今日まで外にでたのは初めての外出いがいでは初めてなのでテンションがどんどんあがっていきます。


まだ森から抜けてすぐなので目の前に広がるのは草原といって差し支えない景色。

だけどポツンと見える家が密集している場所があったり、牛(?)っぽい動物の群れが見えたりはじめて見るものが多くてもっと近くで観察したいです!!


『オチビちゃんそんなにバタバタしたら駄目だよ。間違えて落としちゃうかもしれないから落ち着いて?』


足をパタパタしていると、頭の上から父の念話が聞こえてくる。


ええ、上です。

残念な事に上なんです。

今日も何故か父に首元を銜えられての移動でございます。


なぜ?

思わずそう問うてみたくなります。

現実逃避で目の前の景色に意識を向けてみたけど、すぐに現実に戻されたのであまり上手い逃避ではなかったようです……。


ううう。

何でワタシは父に運ばれているんでしょう?

ギャロ達が腕に抱いて運んでくれれば体が不安定な事態にならなかった筈なのに……。


それもこれもここに来る前に父のごり押しがなければと、何度考えたか分からないのです。

何でまだまだ子供なワタシをギャロ達が手を出すなんて考えられるんでしょう?


どう考えてもそれは明らかに可笑しいと思います。

幼児に色恋沙汰の心配は早すぎると思うのです。


うう、愛されてるって時には重いものなのですね……。



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