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今日もワタシは戦います!  作者: アユム
編集作業中
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喧嘩?

 兄弟以外誰も見ていないと思って大胆にお腹を見せていたら、はしたないってアキレア兄に怒られた。

 いや、そんな真面目な顔で『女の子がそんなにお腹を見せたら変態に狙われるよ』なんて言われてもワタシまだ子供なんですけど。

 それに変態ってそうホイホイ湧いてくるわけ……。

『其方にはすでに其方に見えると言う精霊族や、其方を好きだと追いかけている者がいるのだから少しは気をつけられよ』

 楽観的に考えようとしていたらキャラウェイがワタシにだけ聞こえるように念話を送ってきた。

 キャラウェイってばナチュラルに精霊のこと変態の仲間に入れてるけど、本当に見えてないんだよね?

 だけどそうだよね。今は父が相手してるだろうけど、下手するとアレが湧くのか……、それは嫌だわ。

 アレは払っても払っても何度も湧いて来たもんな。

 というより、父は変態をちゃんと撒いてもうここに向かってるのかな。

 今もまだ姿が見えない父の事を思い出していると、バイモ兄に又もや股の間に押し込められた。

 ……正確には首元を銜えられて足元に押し込められている途中に現実逃避をしたんだけどさ。は、は、は。てか、何でワタシだけ毎回隠されるのさ。

 もふもふの毛皮が気持ちいいけど納得がいかない。

 キャラウェイはキャラウェイでワタシがバイモ兄に引きずられていったら満足そうに蔓をくねくね躍らしてムスカリ兄の頭の上に移動してるし、精霊オヤジは空中でくるくる回ってるし。

 兄に抗議の意味合いを含めてバイモ兄の前足を甘噛みしていると、遊んでほしいと勘違いされたのか首元を鼻で何度もつつかれた。

 その感触がくすぐったくて、甘噛みをやめてバイモ兄の鼻をどかそうと全部の足で蹴りをお見舞いしたけどまったく効果が出てる気がしない。

 何でワタシこんなに兄達と体力が違うんだろ。凄い軽くあしらわれてるよ。

『今回はにこの子たちが里に行きたいって言ったから顔見せにきただけですわ。それ以上もそれ以下もないんですから、馬鹿なことは考えないでください長老?』

『何を言うんじゃ!! もしその娘が言い伝え通りなら……!』

『それこそ今更ですわ。私達が里を出た時にそんな責任もすべて無いものになっているんですから。これ以上余計なことを言ってあの子に変な事を押し付けようとするなら私もセダムも黙っていませんわ!!』

 バイモ兄の顔を蹴っているのにも疲れて、一息つこうと足の間から顔だけだして休憩していたら、今まで聞こえなかった母と長老の怒鳴りあう声が聞こえてきた。

 周りの同属さんも皆静かにしてるし、精霊まで兄やワタシの後ろに隠れてるし。

 それに今まで母のあんな怒った声聞いたことないけど、何があったんだろ?

 娘って、言い合ってるのはワタシのこと……?



 

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