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剣の誓い

掲載日:2026/04/21

昔々、あるところに三人の騎士がいました。

騎士の名は『アルフレッド』『ビースタ』『カイル』と言います。

三人は、ある誓いを立てています。


『この剣は民を守るために』と。


三人がパトロールをしていると、一人の兵士が慌てて来ました。


「騎士様!! 洞窟の竜がこの街に襲い掛かろうとしてます!!」

「何だって!?」


洞窟の竜はそれはとても恐ろしく、爪はどんな物も切り裂き、牙は全て物を嚙み砕いてしまうそうです。

三人は竜の討伐に行こうとしましたが、相手は竜、このままでは返り討ちにあいます。

そこで三人は、戦いの神様『エルバデス』に助けを求めました。


「エルバデス様、竜の討伐に行くのですが、何か力を貰えませんか?」


アルフレッドが言います。


『わかった、お前たちに神器を授けよう。』


エルバデスは三人に、三つの神器を渡しました。

アルフレッドには『何でも斬れる剣』を、ビースタには『どんなものも守る盾』を、カイルには『姿を消すことができる兜』を授けました。


三人はお礼を言うと、竜の討伐へと出発しました。


洞窟に着くと、見張りのコウモリがいました。

これでは、見つかって竜に知られてしまいます。


「ここは僕に任せて。」


カイルは兜をかぶり、姿を消しました。

そしてコウモリたちを、こっそりと倒していきます。

全部倒したのを確認し、カイルは手を振って合図を出します。

それを見た二人は、カイルと合流して洞窟の中へと進んでいきました。


洞窟を進んでいき、最後のところまで来ました。

そこには、大きな竜が大あくびをしています。

「悪しき竜よ、我々はお前を討伐しに来た!!」


アルフレッドが剣を抜くと、ビースタとカイルも剣を抜きます。

それを見た竜は、大笑いします。


『我を倒すだと? 面白いことを言うじゃないか!!』

「我々は真剣だ!! ここでお前を倒す!!」

『ふむ、ならば、これを受けてみよ!!』


竜は強力な炎を吐きます。

これでは、竜に近づくことができません。


「ここは俺に任せろ!!」


ビースタは盾を取り出します。

そして、竜の炎を完全に受け止め、防いでいます。


「喰らえ!!」


炎を防ぎながら、ビースタは竜に近づき斬りかかります。

しかし、竜の鱗は固く、簡単に弾かれてしまいました。


「くそ、硬すぎる!!」

「ここは私に任せてくれ!!」


アルフレッドはビースタの後ろに着きます。

そして、竜の隙をつき斬りかかりました。

硬かった鱗は、紙のようにするりと切れました。


『ぐわぁ!! 我が鱗がぁ!!」


竜はあまりの痛さに転げます。

そして、ツボに溜まっていた水をかぶります。

すると、竜の体がドンドン小さくなり、小さなトカゲになりました。


「もしかして、これが竜の本当の姿?」


アルフレッドはトカゲを見て言います。


『ご、ごめんなさい!! 魔法で竜の姿になっていたんです!!』

「どうして、こんなことを?」

『皆、小さな僕を馬鹿にするから、悔しかったんです……。』


トカゲの言葉に、三人は同情しました。

そして、アルフレッドが注意をします。


「いいかい、もうこんなことはしちゃだめだよ?」

『わかりました、ここにあるお宝は持って行って構いません。』


そう言うと、トカゲは洞窟の隅へと入って行きました。

三人は、お宝を持って帰って、街の人に分けてあげました。


そして、三人は誓います。


『この剣は、民を守るために』


おしまい

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