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ある雨の日に

作者: Soraきた
掲載日:2025/10/28

選ばない恋に憧れた

駅からの帰り道

隣にはあなたがいた

偶然すぎる光景

間違い探しなら

誰でもすぐに答えられること

こんなときに限って

少し汚れた靴を履いてきた

あなたには気づかれないように

雨だから、

そんな言い訳を用意した

あと、もうひとつ

「好きな人はいない」けど

「気になっている人はいます」は

無難な返答

いつ聞かれても

戸惑いながら

そう答えようと思った

だけど、嘘はいけないと

すぐに思った

残念ながら

どちらも答えることはなかった

傘の中

見慣れた景色が

いまは違って見えた

一瞬、止まって見えたことも

ゆっくりと歩いた

駅の改札口

ホントはもう少し

ゆっくり歩けたかな

あなたとは反対方向の

電車のなかで

雨の日に

勇気をくれた

寄りかかった肩に

温かさを覚えた







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