表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

本当は怖い童話『金のオノ銀のオノ』

作者: 和no名
掲載日:2025/07/17

あるところに、真面目な木こりがいました。

来る日も来る日も頑張って真面目に働いていましたが、



『スポーン』



頑張りすぎて、オノがすっぽぬけて泉に落ちてしまいました。



「Oh...No…仕事ができなくなる…」


ざばぁぁぁぁぁ…。

すると突然泉が輝き始め、女神が現れました。



「あなたの落としたのはこの銀のオノですか?」



「いえいえ、普通の鉄のオノですよ。使い込んだやつ!」



「ではこちらの金のオノですか?」



「金のオノも銀のオノも、金属が柔らかくて仕事にならんですよ!私のオノを返してください!」


「正直なあなたには普段のご褒美も兼ねて、金のオノも銀のオノも両方あげちゃいます。

 この古い鉄のオノは私のほうで処分しておきますのでお気遣いなく…」



ざばぁぁぁぁぁ…。



「おーい!ちょっとちょっと!」



木こりは落胆し、帰って仲間のよくばりな木こりに相談しました。



「女神相手に裁判を起こそう!」


「勝てそう?」


「歩く六法全書と呼ばれた俺に任せておけ!」



こうして真面目な木こりと欲張りな木こりは結託し、女神相手に裁判を起こしました。

女神は報酬を渡したつもりでしたが、でも木こりにとっては、鉄のオノを振るう毎日が誇りであり尊さでした。

職人魂も鉄そのものでした。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・女神の罪:「器物損壊+所有権侵害」


損害賠償の内訳(2025年7月時点・比重・単価考慮済)

1. 鉄のオノの損失

- 重さ:約1.5kg(比重:鉄=7.9)

- 単価:¥20/g(鉄相場・スクラップ参考)

- 合計金額:¥30,000


2. 仕事不能による損害

- 日当:¥10,000

- 期間:3日

- 合計金額:¥30,000


3. 精神的慰謝料

 『鉄のオノは父の形見であり、何物にも代えがたいものだった』

- 合計金額:¥5,000,000


4. 銀のオノ(2本分・迷惑料)

- 材質:銀(比重:10.5)

- 同じ形状なら鉄の1.33倍重い → 約1.995kg × 2本 = 3.99kg

- 単価:¥112.42/g(銀相場)

- 合計金額:3,990g × ¥112.42 = ¥448,535(1本) × 2 = ¥897,070


5. 金のオノ(1本・迷惑料)

- 材質:金(比重:19.3)

- 鉄の約2.44倍 → 約3.66kg

- 単価:¥9,629/g(金相場)

- 合計金額:3,660g × ¥9,629 = ¥35,260,140


6. 女神の不誠実対応への加算慰謝料

- 「説明なく処分」「返還拒否」「勝手な贈与」などによる不信

- 合計金額:¥10,000,000



損害賠償額合計:¥51,217,210

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「えぐい金額!もうお店で働いて返済するしかないじゃない!闇落ちしそう…!」




女神はダ女神となり、しかしそれは『リアル女神モノ』としてたいそう人気を誇りました。

木こりは、普段の堅実な生活に戻りました。

女神から受け取った金のオノ銀のオノは倉庫の奥でホコリを被っています。

その後、女神が居た泉の水は枯れてしまいました。

めでたしめでたし。




(完)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ