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過労死寸前だった特撮オタクのアラサーOLは異世界スローライフを目指す  作者: 雪月花VS花鳥風月
【パール王国編】
8/100

【閑話】迷宮管理者はツラいよ

今回は【閑話】迷宮管理者はツラいよの話です。

俺は前管理者から新管理者に無理やり任命された。

つまり押し付けられたのだ。

そして管理者の責務を負わされている。

罠の整備。

宝箱の設置。

魔物の召喚。

清掃。

各階層の監視。

仕事が山積みだ。

まるでブラック企業だ。

辞めたい。

誰かに押し付けたい。

丸投げしたい。

誰でも良いから代わってくれ。


「マスター、サボっていないで、早く仕事を再開して下さい』

「はいはい、分かりましたよ」

年増のお局様がうるさいから、仕事に戻ろう。

「誰が年増のお局様ですか」

コイツは迷宮妖精のミル。

迷宮管理者のアシスタントだ。

しかし口だけ達者な役立たずだ。

「誰が口だけ達者な役立たずですか。役立たずは前マスターですよ。罠の整備も宝箱の設置も魔物の召喚さえ出来なかったんですよ」

しかも俺の思考を読み取れる厄介な奴だ。


先ずは罠の整備、宝箱の設置、魔物の召喚だな。

ん、魔物の召喚・・・・待てよ。

「ミル、魔物の蘇生機能は設定出来るか」

「出来ますよ」

ラッキー。

各階層のボスルームに魔物の蘇生機能を設定しよう。

そうすれば階層ボス召喚の手間が省ける。

階層ボスが死亡した瞬間に冒険者達に対して宝箱は次の階層への階段に出現させるから直ちに次の階層に進めという警告をする。

警告に従わない場合は強制的に迷宮の入り口付近に転移させる。

蘇生させるのは冒険者達がボスルームに居なくなった直後とする。

「マスター、ズルは駄目ですよ」

ズルではない。

合理的処理だ。

それと宝箱に擬態する魔物のミミックを召喚したら新しい罠になるな。

早速実行しよう。


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