表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
過労死寸前だった特撮オタクのアラサーOLは異世界スローライフを目指す  作者: 雪月花VS花鳥風月
【パール王国編】
1/100

異世界転移

新作を投稿します。

女神からチートスキルを授かったアラサーOLがスローライフを目指す物語です。

主人公は基本的に善人ですが、口が悪く、思い込みが激しく、敵だと認識した相手には一切の容赦が無く、自分の欲望に正直ですので、嫌悪感を感じる方は御遠慮下さい。





私は過労死寸前だった特撮オタクのアラサーOLの一文字桜。

毎日残業に追われているので、まともに休みを貰えない。

大好きな特撮も暫く観ていない。

今日も深夜まで残業だった筈。

(・・・・何なのよ。このド田舎は何処よ)

気が付いたら、何にも無い草原に居た。

「申し訳ありません」

「アンタ、誰よ」

背後から突然に声を掛けられたので、振り向くと若い女性が居た。

「私は」

「分かったわ。背後霊ね」

思わずツッコミを入れた。

「違います。私は背後霊ではなく、駄女神マリナです」

「自分で駄女神って名乗ってんじゃないわよ」

再びツッコミを入れた。

「スミマセン。他の神達から駄女神と言われ続けていたもので、いつの間にか自分でも駄女神と名乗るようになっていたのです」

「・・・・アンタ、不憫な女神ね」

この女神はあまりに不憫だ。


詳しい話によると上司の神が同姓同名の人と間違えられて、私を瀕死寸前の状態にしたらしい。

地球で回復させると不味いので、わざわざ異世界に転移させて、この女神が回復させたらしい。

「・・・・ふざけないでよ」

「本当に申し訳ありません」

女神が土下座してしまった。

この女神に文句を言っても仕方ないか。

無能な上司だと苦労するからね。

私もブラック企業に就職したから良く分かるわよ。

詫びとして【異世界知識】【反射】【倍返し】【JKの若い身体】を要求した。

「【異世界知識】【反射】【倍返し】【JKの若い身体】ですかJ

(【異世界知識】は異世界生活には必要不可欠なスキルですね。【反射】は魔法を反射するスキルでしょう。【倍返し】は反射した魔法を倍にするスキルでしょう。【JKの若い身体】は良く分かりませんけど、おそらく問題無いでしょう。そういえばスケ◯ン刑事というのがJKの戦士だった筈ですね。あのように若くて強い身体にしろという意味ですね。それなら私と同等の身体能力にしてあげます)

「これは絶対条件よ」

「・・・・分かりました」

最初は渋っていたが、ゴリ押しで納得させた。

「それでは失礼します」

「駄女神、ありがとう」

「駄女神って呼ばないで下さい。私の名前はマリナです。きちんと名前で呼んで下さい」

「自分で駄女神って名乗ったじゃない」

三度目のツッコミを入れた。

「私は仮にも女神なんですから、少しは敬っても良いじゃないですか」

「どうして駄女神を敬わないといけないのよ」

「だから駄女神って呼ばないで下さい」

「分かったわよ。駄女」

「もっと酷いじゃないですか」

 「面倒くさい奴。それなら駄マリナで良いわよね」

「・・・・駄女神で良いです」

「最初からそう言いなさい。駄女神」

「・・・・今度こそ本当に失礼します」

女神は神界へと帰って行った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ