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懲りない勇者

昨日は散々な目にあったな。今日はなにもないといいけど。そう思いながら父さんとギルドの扉を開ける。するとそこには包帯であちこちを巻かれた勇者が立っていた。

「おい!お前、昨日は良くもやってくれたな!この街1番腕の立つ高い治癒師に頼んだのにまだ体は治ってない!もちろん治療代は払ってくれるんだろうな!」

元気そうだな。死んだりしてなくて良かった。人を殺すなんて嫌だからな。勇者を無視して依頼を選びに行く。

「お前!この俺様を無視するなんていい度胸だな!ふざけてるのか!」

「ふざけてるのはどっちだ、ギアン!」

父さんが怒っている。

「なんだと思えばお前か。昨日俺様にやられたのを忘れたのか、バカが!」

ギルドにいるみんなが勇者を見ながら、

「「「昨日やられたのはお前だろ!」」」

と口を合わせて言った。勇者はバツの悪そうな顔をしながらギルドから逃げていった。何がしたかったんだろう。

俺は不思議に思いながら父さんと依頼を選びに行った。

ー10日後ー

昨日、父さんから一人で依頼を受けてもいいと言われてびっくりしたけど、案外一人でも大丈夫そうだったな。そんなことを考えながら家に帰っていると、家の方が赤く光っている。俺は嫌な予感がして急いで家まで帰った。すると、家は燃えていて、家の前には勇者が立っていた。

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