表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/9

木刀が割れた。

さて、ご飯も食べ終わったことだし、父さんのところに行こうかな。


「父さん、来たよ。」

「ラース。今日はお前に剣技を教えたいと思う。」

「分かった。でもなんで急に?」

「7歳になったからだ。もうそろそろお前も学校に入るんだから、剣技の稽古をつけてやろうかと思ってな。」


そういえばこっちの世界じゃ8歳から学校に行くんだったっけ。


「学校の試験で剣技があるの?」

「あぁ、そうだ。ほら、お前の剣だ。その剣で俺に一撃加えられるまで稽古は辞めんからな。」


そう言って木刀を渡された。剣道とかはやったことないから上手くできるか不安だな…。まあこっちの世界ではまだ7歳なんだし大丈夫か。


「じゃあ行くよ。」


そう言って木刀を強く握ると、

「ビキッバキッ」

と音がなって木刀の持ち手がバキバキに割れた。父さんの顔を見るとあっけらかんとした表情で俺のことを見ていた。


「おい、ラース。今何をした?」


やばい、怒られるかな。攻撃力9999はこんなところにも現れるのか。


「ただ強く握りしめただけなんだけど…」

「身体強化もかけずにか?」

「魔力0なのに使えるわけないでしょ。」

「確かにそうか。」


父さんと母さんには攻撃力が9999だと言うことは伝えていない。変に騒がれたり、もてはやされたりしたくないからだ。しかし何故割れたんだ?普段はこんなこと起きないんだけどな。木刀を握ったからなのか、それとも攻撃しようと思ったからなのか。どちらにしよあんまり強くは握れないな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ