異世界に転生した!?
「はぁ、やっと終わった。」
俺は西田相馬、28歳。現在時刻は午前2時18分。いろんな会社に応募して唯一受かったのがこの会社だけだったからとはいえ、もう少し考えてから入社すれば良かったと今更ながら深く思う。仕事が楽しかったのも入って数日だけ。毎日残業5時間は当たり前。2日間徹夜で仕事なんてこともザラにある。そう、俺の会社は紛れもないブラック企業である。
「おい!あんた!危ないぞ、さがれ!」
「プワーーーーン!」
ん?なんだ…
「キィー!ボン!」
頭が破裂しそうだ。体が焼けるように暑い。そうか、俺は車に轢かれたのか。俺はもう死ぬのか。まだ死にたくはないんだけどな…。
「スキル:転生が使用されました。転生を開始します。使用者に2つのギフトが送られます。」
ついに幻聴まで聞こえ始めた。この幻聴が本当になれば…いいのに…な…
どこだここは。
「△#&%◯×$*◻!︎」
「*^#$%*^◯」
何言ってんだこの2人。俺が知っている言語では無い。まさかさっきの幻聴は本当だったのか!?どうなってるんだ。もしこれが漫画のような異世界ならステータスと言ったら…って本当に出てきた!まさか本当に異世界に転生したのか?