委員決め
陽向ちゃん視点です
「えーっと、今日は所属する委員会を決めたいと思う。まずは…」
午後のロングホームルームの時間。
お昼後の上にぽかぽかとお日様が眠気を誘う。
クラスの半分くらいが微睡んでいるのが見える。
私はボンヤリ窓の外を眺めながら部長が言ってた事を理解しようとするが、途中で諦めた。
あの人の思考回路はよく分からない、そう結論づけることに決めた。
中田先生が前で黒板に何か書きながら説明をしているが聞く気はない。
だってどうせ委員会についての説明だろうし。
窓の外を眺めていると桜の木に座る小さな女の子の姿が見える。
…随分と悲しそうな目をしてるなぁ、あの子。
気になってじっと見つめていると、視線に気がついたのかバッチリと目が合ってしまう。
小さな女の子は花のようにフワッと笑って何処かへ消えてしまった。
何なのだろう…あの子はこの世に何の未練があってとどまっているのだろう。
まだ小さかった。多分小学一年生くらい。
ということはこの学校が出来る前とか…?
そんな事を考えているうちに委員会決めが勝手に進む。
やりたい委員会に皆手を上げて名前を書き込んでいく。
あ…しまった。出遅れた…
「え〜…神は手を挙げなかったから余った飼育係になるけどいいか?」
「…はい。」
飼育係か…
ここの学校にはウサギとひよこと鶏がいたっけ…?
ペアの子は平井舞さん。
ショートボブの気弱な女の子だ。
「よろしくね、平井さん。」
「よ、よろしくお願いします…」
ビクビクと小動物みたいに怯える平井さんの手を握り、握手をする。
なぜか周りからは哀れむような視線が平井さんに向けられていた。
少しムッとしたが気にしたら負けだ。
そのまま席についてまた窓の外を眺めた。
遅くなりました…
ギリギリセーフ!
キャラシート
平井舞
茶髪のショートボブにチョコレート色の瞳。
自己主張が弱く、静か。
優しくて面倒見がいい。
動物が好きで家でも沢山飼っている。
運動は全くダメ。よく本を読んでおり、小説を自分で作ったりもしている。




