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クリスマスイベント

時間軸は本編と違います

 久しぶりに管理者の声が響き渡る。


『あー、はいはーい! 我が世界の住人たちは元気でやってるかな~?』


 何か厄介事が起きるのではと騒ぎになり始めるがそんな事お構いなしで管理者は話を進めた。


『初めて知ったんだけど、もう少しするとクリスマス? なんて言う良く分からない行事が行われるらしいじゃん。ここ最近の世界の様子を見てても個人的にちょっと刺激が足りてないかなーって思ったから、そのクリスマスってのに合わせてちょっとだけ楽しんで貰うことにしたよ!』


 刺激っていう不吉な言葉にすぐさま動き出す各国政府関係者たち。

 これ以上の世界の混乱はどの国にとっても歓迎できるものではないらしく、直ぐに会合の予定などが決まっていく。


『その為に調べてみたら何やら子供たちがさんたくろーすっていう赤い服着て髭を蓄えた老人から物を貰うっていう話らしいし、俺から世界に住んでいる住人たちへの贈り物って事でダンジョンにちょっとした仕掛けを登場させるから楽しんでいってね!』


 その言葉にダンジョン付近には警察や軍関係者がいつもよりも早いスピードで集まって警戒線が敷かれていく。


『じゃ、ばいばーい!!』


 プツッという音が聞こえてきそうな風に声が聞こえなくなると世界はまた慌ただしく動き始めた。




 結局、直ぐに何かが起きることも無く、誰もが管理者のいう刺激から落ち着き始めようとした時にそれは見つかった。

 世界中のダンジョンの二十四階に設けられた二十五階に続く部屋に今までは無かった扉とその傍に残り時間と書かれたプレートの横に表示されている数字。

 押しても引いても開かない扉と徐々に減っていく数字に恐らく扉の開く時間が二十四日の午後八時と直ぐに周知された。

 無理に開けようと扉を壊そうとしたが、まるで何かに守られているように攻撃が扉に当たる寸前で見えない何かによって防がれてしまい結局はどの国でもどのダンジョンでもその時間まで静観する事が決定した。


「で、どうなると思います?」


 協会で配布していた新聞を読んでいる幸太は二人に話掛ける。

 既に進も幸も新聞に書かれている内容は知っていたのか直ぐに答える。


「どうなるって扉の先がどうなってるかって事か?」


「私は贈り物ってのが扉の先の事で刺激が足らないみたいな事言ってたし、ボスが待ち受けてるって感じじゃないかしら」


「えー、宝箱がポツンと置いて有るとかじゃないんですか?」


「いや、流石にそれはあり得ないだろ……」


「でも、贈り物っていうぐらいだからそれでも良いじゃないですかー」


 夢も希望も無いような幸の答えにがっかりした様子を見せる幸太だったが、直ぐに今までの管理人の行動を思い出したのかため息をついて諦めたようだった。


「で、遂に明日がその日な訳ですが、どういう予定にするんですか?」


「いつもならもっと潜るけど、いっそ明日は二十四階止まりで扉の先次第では明後日から深く潜る感じにしようか」


 進の言葉に幸も幸太も頷く。


「それで良いわ。基本は深く潜る予定で金曜まで留まる予定にしましょ」


「そうですね。それで戻ってきたらそのまま年末年始の休みが良いと思います」


「じゃあ、そうしようか。年始も会社と合わせて六日からで」


 ある程度の予定が決まると早いもので各所に提出する書類を作成したりして進たちはその日を終えるのだった。




 時間に合わせるように探索者たちはダンジョンの二十四階に集まった。

 普段の二十四階辺りでは見かけないような探索者たちでさえ、この突発的な事態に面白いものが無いかとわざわざ戻ってきたようだった。

 国民性なのか扉から綺麗に一列に並んているとはいえ混雑する室内で視線はカウントダウンされている時間に向けられ、今か今かとその瞬間を待ちわびる探索者たち。

 そして、遂にその時が来た。

 カウントがゼロになったの同時に開かれた扉の奥は光り輝いていて何も見えず、カウントダウンタイマーもまた新しく時間が表示されてカウントダウンが始まる。

 制限時間が有ると分かると焦りも出てくるのかどんどんと探索者たちは開いた扉の奥へと入っていく。

 事前に集まっていた探索者たちが吸い込まれるように消えていき、部屋の中に残っている探索者の量もかなり減った頃、進たちもようやくたどり着いた。


「あら、以外と少ないわね」


「いや、普通にもう皆が先に進んだだけだと思うぞ」


「ちょっと遅すぎたようですね」


 話を聞いてくると言って他の探索者たちに向かって歩いていった進を見送って二人は扉へと目を向ける。


「どうやら制限時間有りのようですね」


「まぁ、クリスマスって言ってたし、表示されてる時間を見るに妥当なんじゃないかしら」


「そうですね。でも、見た限りだと戻ってくる探索者がいないようですし、なかなかあの奥は広いんですかね?」


「どうやら単純に広いって訳では無いらしいぞ」


 あまりいい情報を得る事が出来なかったのか直ぐに戻ってきた進が話に混じる。


「残ってる連中曰くここに今いるのは入る前か先行してるパーティーと組んで情報待ちしてるかの二パターンらしく、先に入って直ぐ戻ってくる予定のパーティーすら戻ってきてないらしいから何か罠が有る可能性が高いっぽいらしい」


「へぇー、で、どうするのよ?」


「別に待つ必要は無いならさっさと入るという事で良いと思う」


 そう言って扉の方へ歩き出した進に幸と幸太は互いに顔を見合わせた後、遅れないようについていく。

 そして、一度扉の前で止まった三人は光り輝くその奥に向かって足を踏み入れた。




 何かに包まれるような感触を全身で感じながら眩しさから閉じていた目を開いた三人の視界に飛び込んできたのはダンジョンの中に有るとは思えない光景だった。

 正面には間隔を開けながら並べられた三つのベッドとその手前に置かれたテーブルとイス、どうやらテーブルの上には紙が一枚置いて有るようだった。

 辺りを見渡しつつも三人はテーブルへと近寄って置いてあった紙を手に取る。


「へー、また変わった事を考えるのね」


「そりゃ、直ぐには他の連中が出てこない訳だよ」


 紙はどうやら管理者が書いたと思われる文章が書いて有った。


〈やーやー、今回は俺の考えたイベントに参加してくれてありがとう。

 ダンジョンの中なのに急に室内に移動して驚いてると思うけど、君たちにはこれから数時間以上この部屋で過ごしてもらうよ。

 勿論、クリスマスって事で過ごしてくれれば一回限りの贈り物もあげよう。

 で、その貰い方なんだけど、部屋の中を見れば分かるよね?

 まぁ、分からないって人はいないと思うけど、一応説明しておこうかな。

 その部屋、特にベッドを使うと時間は分からないけど、サンタクロースの恰好をしたモンスターがその部屋に訪れるよ。あっ、そのモンスターから寝ている君たちに襲い掛かる事は安心してね。

 それでモンスターは暖炉脇に有るクリスマスツリーの所にプレゼントを置いて反対側の窓から帰っていくんだけど、そのプレゼントってのが俺からの贈り物ってわけ。

 で、それだけじゃ物足りない人もいるだろうからモンスターを倒すと余分に贈り物が貰えるようにしてあるけど、そのサンタクロースの恰好をしたモンスターはそこまで強くないけど、プレゼントを置く前に襲い掛かるとプレゼントを置くことなく帰っちゃうから止めた方がいいよ。

 それでそれが終わって少し経つと帰れるようになってるからその部屋から出て行ってね。

 あっ、その部屋に有るものは贈り物以外は外に持ち出せない仕組みになってるから無駄な事しない方がいいし、ベッドも特別な物になっててそのベッドで寝ると身体には良い事しか起きないようになってるから安心して使ってくれていいよ。確か、美容とかにも効果有るようにして有った筈だから。

 じゃ、ゆっくりと楽しんでいってね、メリークリスマス!!〉


「あっ、本当に窓になってますね」


 そう言っていつの間にか移動していた幸太がカーテンを開くと雪がしんしんと降っている夜景が窓から見えた。


「へー、取り合えず適当に過ごすしかないのね」


 チラっと窓の外を見た幸はそのまま窓の横に備え付けられている本棚に手を伸ばして本に目を向ける。

 進も軽く本棚を物色した後に暖炉やクリスマスツリーに何か変わった事は無いかと確認するが特に変わった事は無く、ちょっとがっかりしながら椅子に座った。


「それでこれから数時間過ごす事になるけど、モンスターはどうする?」


「倒せば良いんじゃないかしら」


「そうですね。何が貰えるかも分からないですし、余分に貰えるなら貰った方が良いですねよ」


「そうだな。……じゃあ、倒すって事で良いか」


 何か気になる事が有るのか微妙な顔をしながら話す進に二人は気が付く。


「何か気になる事でも?」


「いや、『サンタクロース()そこまで強くない』ってなんか他にいるような言い方ってのがな。面白くないってだけでダンジョン作る管理者だからすんなり倒せるとは思えないんだよ」


「確かに」


「そうね」


 進の言葉に二人はつい納得してしまう。

 既に前科が有るような存在の言葉をそのまま聞くのは危険だと分かるからこそさっき決めた事を本当に大丈夫かと考え始める。


「じゃあ、やっぱり止めときますか、倒すの?」


「いや、ここは倒そう。じゃないと折角ここまで来た意味がない」


「で、過ごしてたらサンタが来るって話だけど、妙にベッドを強調してた事を考えると寝ないと来ない感じっぽいわよね」


 そう言ってベッドへと向かった幸に続くように幸太と進もベッドへと近づいた。

 三人はベッドに触った事で管理者が特別と言った意味を理解した。

 その触り心地はまさに人を堕落させるような感覚と思わせるような物だった。それだけにそのままベッドに潜り込む事をちょっとだけ悩んでしまう。


「私、起きれる自信が無いんだけど」


「たぶん、寝る必要は無いと思う。使えば良いんだから寝っ転がっているだけで良い」


「なら、もし寝ちゃったら起こしてね」


「俺もお願いします」


 そう言って三人はベッドに寝っ転がった。

 するとそれに合わせるように照明が消え、暖炉から零れる炎の光だけがうっすらと部屋を明るくする。

 予想できた感触を味わいながら眠りに誘われるのに耐える進たち。

 しばらくするとどこか遠くからシャンシャンシャンと鈴の鳴る音が聞こえてくる事に進は気が付いた。

 徐々に近づいてくるその音は昔からこの時期になると聞くクリスマスソングに使われているような鈴の音。

 直ぐに今までの眠たさは消え、意識が覚醒してサンタのモンスターがこの部屋に来ることを理解する。


「二人とももう直ぐこの部屋に来るみたいだぞ」


「……えぇ、分かってるわ」


「なんとか大丈夫です」


 そして、その音がかなり近くで止まる。

 しばらくすると暖炉の方に何かが落ちたような音と共に痛みを必死に耐えているような声が聞こえた。

 炎の光が何かに遮られ、中途半端な明るさの中で動く影が三人の視界に入る。


「カンニンサハ、ココホッホッホ」


 何を喋っているのか分からない声に一瞬だけ身を縮こまらせてしまうが、直ぐに管理者の手紙に書かれていた事を思い出す。

 近寄ってくる気配は一切なく、持ってきた袋からプレゼントを選んでいるような布の擦れる音とブツブツと呟いている声を聴きながら静かに三人はチャンスを伺っていた。


「ウロダイイ、デレコハニンニンサノコタメキシヨ」


 プレゼントを置き終わったサンタは直ぐに帰る為に窓に向かい始めたようで徐々に光で照らされている部分と影の割合が変わっていく。

 進は首だけを動かして両サイドのベッドで寝転がっている二人に視線と頷きで合図をすると同時にサンタへと襲い掛かった。


「ウ、ロダイナブ、アニウュ。キダンナンナナ」


 急に襲い掛かったとはいえ、流石に寝転がった状態からという事も有って最初の攻撃は簡単に避けられてしまう。

 サンタの恰好をした大きなゴブリンもどきも急に襲われた事に驚きの様子を見せたが、進たちが手に武器を持っている事に気が付くと懐から鎖に繋がれた小さな笛を取り出して鳴らし始める。


「くっ、何をしようと……」


 あまりの音の大きさに頭を抱えながらも斬りかかろうとした幸だった直ぐにその動きを止めることになった。

 ガッシャーンと響き渡るガラスの割れる音と外から押し寄せる寒さと共に二つの影が部屋の中に飛び込んできたのだ。

 まるでサンタを守るように立つ二つの影はこじんまりとしながらも全身を茶色い毛で覆われ、頭からは日本の尖った角を生やしたトナカイみたいな見た目をしたモンスターだった。

 その目は主のサンタに危害を加えようとした進たちに怒りを覚えているのか小さい身体からは予想できないような殺気を帯びた目をしていた。


「あぁ、これが気になっていた違和感というかソレか……」


「暢気なことを言ってる場合じゃないですよ!?」


「レ、クテ、ケスタヲシ。タワチタエマオケイイ!!」


 サンタの声を合図にするようにそのまま進たちに向かってトナカイは角を突き刺すように飛び出してくる。

 そのスピードは速く、一番最初に狙われた進はギリギリのところで避けるがトナカイは離れた後ろで方向転換して次に幸太に向かって突進する。

 突進に巻き込まれたテーブルやイスが粉砕されてその破片が部屋中にまき散らされた。


「ちょ、っと早いけど、何とかなりそうですね!!」


「なら、そっちは任せたわよ!」


 突進してきたトナカイをなんとか受け止めた幸太の声にもう一頭を相手してた幸がそう言った。

 その言葉に進が幸の方を見ると既にそこら中に傷を負ったトナカイの姿とそれと対峙する幸の姿が見えた。


「ロシクヤハ。ルテッヤヲニナ!」


 どうやらサンタ自身は戦う気が無いのか、トナカイに向かって叫んでいる様子から逃げ出す素振りも見せていない。

 だが、流石に劣勢なのは理解できているのようで進が襲い掛かってきそうなのを見てプレゼントが入っているだろう白い大きな袋を手元に手繰り寄せて中を漁りだす。


「幸太、一人でも大丈夫そうか?」


「な、なんとか。それに幸さんの方が早く終わりそうですし、大丈夫だと思います」


 そんな幸太の言葉を信じて進はサンタに仕掛ける事を決めた。

 チラチラと荷物を漁りながらそんな姿を見ていたサンタも進が向かってくるのを見て慌てて袋から取り出した物を確認もせずに投げつけ始める。

 軽い物から重い物、小さい物から大きい物までと多種多彩な物が進が近付くのを妨害しようと飛んでいく。


「はっ、よっと」


「ダレコモレコ、モレコ、ウガチ、モレコ!!」


 進がもう少しでという所でサンタが喜びながら投げたのは今までの物とは違った。

 明らかに丸みを帯びた形と袋をリボンで縛った包装の仕方で縛り目から中身の一部と思われる紐のような物に火が付いている。

 まるで漫画とかによく出てきそうな爆弾だと思った進は何故かそれを受け取ってしまう。


「え、あ」


「エマシテエ、キママノソハッハッハ」


 その様子に勝手に勝ちを確信したのか逃げる事も袋を漁る事もしないで高笑いを始めるサンタ。

 ジジジジという音と共に短くなっていく導火線を見て直ぐに我に返った進は焦りながらもそれをサンタに投げ返す。

 高笑いしていたサンタは飛んでくる爆弾の姿に理解しきれずに固まってしまう。

 徐々にサンタに向かっていく爆弾の導火線は既に包装の中に消え、あとどれぐらいで爆発するかも分からない。

 そして、もう少しでサンタというところで遂に爆発する。


「ァァァァアアァァャギ」


 どうやら爆発の影響で髭や服に火が付いたようで爆炎の中から転がり出てくるサンタ。

 余りの絶叫と爆発音にトナカイたちの視線が声の主へと向けられるがそれは幸や幸太にとっては十分な隙だった。


「これで終わりよ」


 あっさりとトナカイの首を切り落とした幸は幸太の方へと向かう。

 そして、それに合わせるように幸太も相手していたトナカイの足を二本切り取り、崩れ落ちていくトナカイに幸が最後の一撃を与えた。


「…、…デジ、ウドウゾググ」


 なんとか起き上がったサンタの目に入ってきたのは自分を守るはずのトナカイたちが消える様子だった。

 近くまで近づいていた進は今まで相手していた自分の事を忘れている様子のサンタにそのまま背後から持っていたナイフを突き出した。


「……ヤ、デンナッハガ」


 痛みに振り返ったサンタが消えていくのを確認した進は近寄ってきた二人に笑みを見せた。


「これで終わったな」


「そうね、それじゃあドロップを確認しましょ」


「あっ、結構余分に手に入ったようですよ」


 無造作に散らばっている少し形の崩れたプレゼントに嬉しさを現す幸太に恐らくサンタの投げつけてきたのもドロップとして扱われたんだろうと思った進。

 幸は少しクリスマスツリーの所に有る物を回収していつの間にか元通りになっているテーブルの所まで持ってくる。


「あとは出れる時間までこの部屋で過ごせば良さそうだな」


「ゆっくりしていきましょう」


 壊れた窓もいつの間にか直っている事にも気が付かずに三人はゆっくりと時間までを過ごすのだった。




 一夜明けた二十六日の早朝、管理者の声がまた響き渡る。


『やーやー、住民諸君、今回のクリスマスは楽しんで貰えたかな?』


 実際に潜った探索者たちから集まった情報が公開されたタイミングに合わせるように聞こえる声に一部の者は怒りを覚えた。

 しかし、そんな事おかまいなしで管理者の声は続く。


『刺激って意味では物足りないって言ってる住人もいるようだけど、贈り物をメインにしたからだからね? それにいつから始めるか悩んだぐらいなんだから大目に見てよ。……ホント、イブとかイブイブとか性夜とか一部の地域は何考えてるんだか』


 ボソっと聞こえた管理者の声に一部の人は笑い、そして恥ずかしがる。


『まぁ、いいや。これからも機会が有ったらこんな事してみたいと思ってるから楽しみにしててね! 今度は希望通りに刺激マシマシにしてあげるから!!』


 嫌な予感に突っ込みたくなる人たちを他所に管理者の声はそのまま消えていった。

 慌ただしく動き始める政府関係者やダンジョン関係者はこれから増えるだろう厄介事に頭を悩ますのだった。

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