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プロローグ ~全ての始まり~

始めて書くので誤字・脱字があるかも知れませんが気づいたら教えてください。

続き書くかも分かりません。書くとしても未定です。それでもいいという方はよろしくお願いします(^-^)/


主人公が最初マジで無口です。途中から話始めます。

カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ………………………

キーボードを叩く音だけが暗い部屋中に響く。

夜遅く、俺はまだ会社にいた。他の奴らが死んだ顔で帰ってから早くも4時間。

時計の針は3時を指していた。それでもまだ俺は会社にいた。


俺は佐藤 勝馬

俺のいる会社は簡単に言えばブラック企業だ。

俺は貧乏な家系で、父親は俺が小学3年の時に他界し、母は一人でバイトを幾つも掛け持ち、

俺と三つ下の妹を死ぬ位の思いで高校と中学まで入学させてくれた。 

だが、その母が俺が高校2年の時疲労で倒れた。

そして念の為ということで、健診を受けたところ、とある病気が見つかった。

アルツハイマー病である。そのことを母から聞いた時に俺は頭が真っ白になった。

何かの冗談かと思ったが、その母の涙を浮かべた目を見て真実を確信した。

そして母はバイトを辞めることになった。そうなると問題は金である。

俺は母に代わり幾つもバイトを掛け持った。妹と母を養う為に。

高卒後はすぐに職を探した何度も面接に行き、不採用にされても探し続けた。

そして今の会社に入った。やはり、高卒などブラック企業しか雇ってはくれないものだ。

この仕事を続けて8年、母をヘルパーになった妹に預けて出勤し、

夜遅くまで仕事をし、家に帰り、飯を喰い、

風呂に入り、大学分の勉強をして、僅かな睡眠を取り、

飯を喰い、出勤の繰り返し。はっきり言って体は限界だった。

しかし、今まで俺のことを愛し、育ててくれた母と俺の大切な妹に背を向けることはできなかった。

自分は無力だが、この二人を俺が見捨てたら誰がこの二人を守るんだ。

そう自分に言い聞かせながら自分の弱気な心に葛を入れ仕事を続けた。


そんなある日、俺は最近疲れによるものなのか全身に痛みがあった。

診療費がもったいないし、寝とけば治ると放置していたが、

全身の痛みが酷くなったので、仕方なく健診を受けた。

………………そして絶望した。

その診療結果は…………癌だった。

血液癌であった。

医者が言うには既に手遅れだったらしい。

癌は血管から全身に転移していて、もう直らないという。

俺は絶望の中帰宅した。


途中、とある交差点の反対側で妹が待っていてくれていた。

きっと俺の容態が心配だったのだろうか。

歩み寄ろうとしたのか、手を振りながら横断歩道を渡った。

俺も心配させないようできる限り元気に手を振り返した。


その時、轟音が鳴った。


音の方向を見るとそこにはトラックが猛スピードで突っ込んで来ていた。

見ると運転手は気絶していた。

真っすぐ妹の方に突っ込んで行く。妹は放心状態になっていて動けていない。

周囲の人が叫ぶ中、トラックが妹にぶつかる







その瞬間俺は、考えるより、動いていた。

咄嗟に妹を突き飛ばす。

妹が俺の方を向いて「お兄ちゃん!」と叫び手を伸ばす。

その時俺は、自然と笑っていた。

妹を悲しませないように、ただ笑っていた。

次の瞬間体にトラックの車体が体に触れる。

 ゴンッ という音と共に俺は約10mの彼方に弾き飛ばされた。

トラックの方は俺にぶつかったせいか近くの電信柱に突っ込んで止まった。

そして俺は着地の衝撃を全身に受ける。だんだん轢かれた時の痛みがきた。

俺は内臓がグチャグチャになったのか大量に吐血した。

体は複雑骨折していて右手がギリギリ動くぐらいだ。

意識を失いそうになったがここで失ったら高確率で死を意味する。

俺は必死にあらがったが意識は薄れていく。

そして俺の所に妹が駆け寄って来る。

肩を揺さぶり、何かを叫んでいるが俺は衝撃で鼓膜が破れたのか聞こえなかった。

ただ悲しませてしまったのは理解できた。

俺は精一杯妹の頭を撫でて、「大丈夫」と言ってあげた。

俺は無力だが、最後に大切なものは守ることはできた。そのことに幸福感はあったが、

これから守ってやれないことは悔しかった。

そして俺は力尽きた。






目が覚めた………………

一瞬は希望の光が見えたが、それも一瞬で消えた。

本来、病院ならベッドにいるはずだが、俺は三つの門の前にいた。

後ろに一つ前に二つの門がある。

一瞬は驚いたが、俺は全て悟った。

俺は死んだのである。

門を調べようと足を踏み出した瞬間、声が聞こえた。

「貴方は死にました。」と

その声は何とも透き通るような美しい声だった。

そして声の主はこう言う。

「貴方が来た世界の扉は後ろのもの。そして貴方には行くことのできる二つの扉があります。」

二つの扉?それは天国と地獄というやつのだろうか?

その考えを読んだように声の主は言った。

「いいえ、それは違います。我が神は貴方が善良な行いをしたことから、

天への扉と転生の扉を授けました。」

天?天国のことだろうか、そして転生…生き返ることができるのか。

「転生とは、無数にある世界の中から一つの世界に繋げます。」

転生か、俺はまともな生活ができなかった。

やり直すというのもいいかもしれない。だが、問題が一つある。

「記憶はどうなる?」

俺が生きたという証、これはどうなるのだろうか?

「……………消失します。」

やはりか。ある程度は予想していたが、生き返らせてもらえるだけ感謝しなくては。

「貴方は命を捨てて人を救いました。普通の人ではそれはできません。」

「残り少ない命だ。まだある奴に渡すのがいいだろ。それに、あいつは俺の大切な妹だ。」

そう、俺にとっては当たり前のようなことなのだ。

「それでも貴方は素晴らしいことをしました。転生する上で神から何か褒美を与えられます。

貴方の欲するものを一つだけ。そして、素晴らしい行いをした貴方に私からの褒美を与えましょう。」

「褒美か。何を貰える?」

「貴方の記憶をそのまま転生できることにします。」

「いいのか?そんな勝手なことをして?」

「たった一人の人物が記憶があるだけで世界は変化しません。なので問題ありません。

それで、後は貴方の神からの褒美を決めるだけですが、貴方は何を欲しますか?」

「そうだな俺は…………………………かな。すごいふんわりとしたものですけど。」

「いえいえ大丈夫です。了解しました…………………………ですね。なるほど貴方はそれで何をするんですか。」







「のんびり暮らしたい。」







「………………プフッ」

「今笑いました?」

「イエイエキノセイデス。」

「いやいや明らかに動揺してますよね。まぁいいか。」

「それさえあれば他のことができそうですが何故?」

「まともな生活ができなかったからですよ。」

「貴方らしいですね。それでは門を開きます。貴方に我が神の御加護があらんことを。」




そして俺、佐藤 勝馬はこの『何でもできる万能の力』を持って、のんびり暮らすという目標

を目指し始めた。

今回書いていてマジで疲れました。日々ラノベを見ていてよく笑っていますが。

アイデアを出したりするのは大変ですね。甘くみちゃいけませんね。

えーと愚痴はこの辺にして、この作品について。

天使さん…最初は真面目ですけど途中から軽い人になりましたね。

きっと主人公が打ち解け安いんでしょう(多分、おそらく、メイビー)

好評なら続けて行きたいと思います。

コメントは本音などをバシバシ書いてください。

でも優しく書いてください。何でもしま…………いえ何でもありません。

ヒロインは誰にしようかななど考えておきます。

今後ともお手柔らかに。

そして、自分は優柔不断です。

色々物語やっぱりこうしようみたのがあります。

お許しください。

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