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進展

ライブをきっかけに、名を広め

それぞれ活躍しだしたJOKER

休み暇もないというほど人気者になり・・・?

「たっだいま~」


「あ、瑠夏君。朔也君も、お疲れ様」


シェアハウスに戻ると、そこにはすでに仕事を終えた要と迅ちゃんがいた。

まだブッキーが帰ってきていないのか、姿は見えない。

テーブルには二人が用意したのか、夕食がずらりと並んでいた。


「二人もお疲れ様~。すごい人気っぷりだね、女子ばっかりだけど」


「当たり前でしょ。僕を誰だと思ってるの?」


否定しないってことは、マジで女子にしか人気ないのかな~。

ああいうキャラは男子にとっちゃ半々に分かれるもんなあ。


「僕はともかく、驚くのは要の人気だよ。雑誌の表紙を飾ったんでしょ?」


「あ、あれは、編集者さんが、偉く気にいっちゃって……」


恥ずかしそうに要が、顔を俯かせる。

人見知りが和らいだ影響か、彼はコンタクトをするようになった。

眼鏡の要もいいけど、そっちの方が可愛いもんね!


「というか瑠夏、バラエティで体験談を話すのはいいけど俺の話はやめろ」


「ええ~いいじゃん。オレの体験談なんだし?」


「司会してるこっちの身になれ。恥ずかしい」


そんなこと言われましてもね~

オレの体験談=高校生活、高校生活=朔也になっちゃうんだから、しょうがないじゃん。


「僕からも一つ聞いていい?」


「ん? 何?」


「一番年下なのに大人っぽくて、オレのことをばかにしてるような言い方しかしない人って誰のこと?」


「誰って、迅ちゃんだけど」


「そうだとは思ったけど、くれぐれもテレビで名前は出さないでね。僕の評判が落ちちゃうから」


ふんだ、言われなくてもわかってますよ~


「じゃ、じゃあ……かわいいかわいい自慢の後輩っていうのは……?」


「要♪」


「そ、即答で答えないでよ~恥ずかしいんだから~」


う~ん、オレは嘘偽りもない話をしているんだけどなあ。

迅ちゃんがあのキャラで売っているため、なかなか信じてもらえない。

逆にJOKERは仲がいいんですね、みたいな話になるんだよなあ。

仲が良く見えるのは、表面上だけ。

だってまだ、ブッキーとは壁があるみたいだし……。


とそこに、ドアを開ける音がした。

噂をすればというやつか、ちょうどブッキーが帰ってきた。


「お疲れ~ブッキー。クランクアップしたんだって?」


「まあな」


「すごい演技だよね~俳優やったことあったの?」


「お前には関係ねぇだろ」


む、何さその言い方。

ふんだ、いいもん。どうせそんなこったろうと思ってたもん。


「疲れたから俺はもう寝る」


「え、ちょっと夕食は?」


「冷蔵庫にでも入れとけ」


「あっ。待って、桜瀬君」


部屋に戻ろうとするブッキーを、要がとめる。

珍しいなと思い、オレは要を振り返る。

彼は携帯を片手に持ちながら、言いにくそうに言った。


「えっと、お、お母さんから中継が……」


ん? 中継?

首をかしげる間もなく、パッとテレビが勝手につく。

いつものごとく出てきたのは、要の母であり社長の喜美江さんだった。


『ようやく形になってきましたね、JOKERのみなさん』


どうでもいいけど、もう顔合わせたんだからこういう形はやめてもいいんじゃないかな?

まず中継でする意味が分からないし。


『バイトが終わって二週間、ずっと仕事漬けで大変でしょうね』


そりゃあもう、大変ったら大変。

今までぐうたらしてた時間がなくなって、全然ゆっくりできやしない。

マンガ読んだりアニメ見てたりする時間がほしいもんだよ、まったく。


『そこで、あなた方に吉報があります』


おや?


『思えば曲作りから働きっぱなしだということに気付きました。アイドルたるもの、体調管理も重要です。よって明日から二日間だけ、仕事も何もない休日にします』


ま、ま、マジっすか?!


『ただし、プライベートとはいえ芸能人ということを忘れずに行動してください。軽率な行動は命とりですから』


あ~、俗にいうスキャンダルってやつか。変装考えなきゃ。


『では、存分に休日をお楽しみください』


ぷつっと切れたテレビに、オレはいつにもまして解放感たっぷりだった。

だって信じられます? あの社長が休みをくれるんですよ!?

これ以上にうれしいことはない!


「やったよ、みんな! 休みだよ! 貴重なお休みだよ!」


「テンション高いな、お前」


「せっかく一緒のお休みなんだからさ、みんなでどっか行かない?!」


オレが言うと、驚いたように四人の視線がオレに向く。

家でぐうたらするより、絶対そっちの方が楽しい!

ゲームセンターとは、このメンバーで言ったら楽しそうだしね~


「ちょっと待ってよ、瑠夏。さっきの社長の話聞いてた?」


「ん?」


「プライベートとはいえ、芸能人ということを忘れずにって言われたでしょ? このメンバーで行動なんてしたら、リスクが高すぎない?」


確かに、迅ちゃんの言う通りかもしれない。

でもみんなでお出かけとか、行ってみたいと思ったんだけどなあ。

変装すればばれないと思うし。

とか何とか思っているオレの考えが分かっているのか、朔也がため息交じりで言った。


「たまには、そういうのもいいんじゃないか? グループの結束を深める、みたいな感じで」


「朔也まで……。で、要はどう思うの?」


「え、僕? 僕も一人よりは、みんなで行きたいな」


よし! 三対一でオレの勝利!


「もう、仕方ないな。わかったよ、行けばいいんでしょ」


「よっしゃあ! じゃあ早速、行き先を……」


「行きたきゃ勝手に行けよ。俺は好きにさせてもらう」


せっかく迅ちゃんが許可してくれたというのに、オレを絶望へと落とすのはブッキーだ。

彼はすごい目つきで、オレを睨みつけているようにもみえた。


「え~ブッキーも行こうよ~せっかくみんないるのに~」


「俺には俺の都合ってもんがあるんだよ。お前らの友達ごっこに付き合うつもりはない」


そういって、ブッキーは部屋へと戻ってしまう。

なんか、振り出しに戻った気がする。

ああ見えて協力だけはしてくれたブッキーなのに、今回はその時のやさしさがみじんも感じられない。

そんなにオレ達と一緒に行くの、嫌なのかな~


「気にすんな、瑠夏。俺達だけで行くか」


「ま、彼のことだからそうなるんじゃないかとは思ってたけどね」


「それで、どこに行くの? 瑠夏君」


「そうだな~……まずはゲームセンターでしょ!」


そういってオレは、悲しみを紛らわすように笑顔で答えた。


(続く!)

スマホで文章を打つとき、昔連打うちだったのですが、

すごい練習してフリックうちがようやく板についてきました。

でも最近打ち間違いが多いと、周りに指摘されちゃいました。

難しいですねー色々と


前回でようやく仕事した! と思いきや

まさかの休みというなんということでしょう。

まあ頑張ってるので、目をつむってあげてくださいな。


次回、四人でゲームセンターへ!

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