事情聴取
公演費を稼ぐため、煌のメンバー・拓人の家である
霞亭でバイトすることになった五人。
瑠夏が配達先で父と再会していたその一方、
要が店から姿を消したと連絡がきて‥‥?
要が店から消えた―
その情報を聞き、オレはすかさず店の方へと戻っていった。
何が起こったのか、朔也達もよくわかっていない状態だった。
わかっていることといえば、要の知り合いらしき少女が彼に水をかけたってこと。
前から気になっていた、要の女性恐怖症のこと。
何か力になれないかと思って調べたところ、それは過去のトラウマからなることが多いらしい。
水をかけたというその女性が、何かカギを握っているのかな?
ようやく店につくと、自転車置き場にはすでに三人ともいた。
「みんな……! 仕事は?」
「成海さんに事情を話したら、わかってくれたよ」
「それで要は?」
「探したけど、この周辺にはいないみたいだ。桜瀬が車だしてくれるっていうから、一度家に戻ってみようって話になったとこ」
そういわれて、ブッキーがここにいることに気付く。
彼はオレ達の話になんか興味がないようで、先に運転席に座って携帯をいじくっていた。
なんだかんだ言って、協力はしてくれるんだな。もうちょっと仲良くなってくれてもいいのに。
心の中で文句を言っていると、ブッキーが窓を開けオレ達に話しかけた。
「おい、マネージャーから連絡が入った。天王寺の奴の場所が分かっただとよ」
「本当!? どこにいるの?!」
「天王寺会社。あいつの実家っていえばわかるか?」
その名前が出てきて、オレはふと思う。
そういやオレ、いまだに会社行ったことないな。
そこに要がいる、ってことか……。
「天王寺会社ってこっから近いの?」
「近くなきゃそこまで逃げていけないでしょ。バカなの?」
「一言多いんだけど、迅ちゃん! と、とにかく行くよ!」
オレはそういって、いそいそと車に乗り込む。
全員が乗り込むと、ブッキーはため息交じりで車を発進させた。
(つづく)
今年になって初JOKERですね
ハッピーニューイヤーです、皆様
毎年、小説を書きながら年を越すのが私のポリシーです
今年は現在連載中の遊部でした(さらりと宣伝)
友達への年賀小説をリクエストに答えて書くのですが
23時すぎまでできてなくて
テレビを聞きながら必死こいてかいてました笑
いやぁ、大変だった大変だった
次回、要の過去、解禁!




