第8話 決着
申し訳ありません。サブタイトルを入れずに投稿いたしました。眠気と戦いながら
投稿はいけませんね・・・気をつけます。
俺の放った神の怒りにより、20体以上いたゴーレム達も残り4体になっていた。結果で見れば、鈴音さん達の負担は大分軽減できたから上出来だが・・・
「対してダメージ通らなかったか・・・予想はしていたけど・・・」
『 告 セシリア・・・今はアモンと呼称します。アモンの前方に魔力障壁の展開を確認。主の神の怒りを反属性にて相殺無効化した模様です。』
(なるほど・・・相殺ということはこちらの最大魔力でいけば、貫通できると・・・)
『 告 現実的には可能ですが、非効率的です。魔力障壁を解析、無効化することが
できます。解析を開始しますか?」
(ふむ・・・それならば、任せてしまおう。それと三人に力を与えておこう。心配性と
言われようが、女の子が傷つくのは見たくないからな・・・)
『 告 魔力障壁の無効化と使徒への加護を開始します。』
「さてと・・・アモンさん、俺達も始めようぜ!」
俺は翼を広げ、無数の羽を射出する。羽の一枚、一枚が俺の意思に呼応して飛び回る。叡智の書によって最適化された際に、天使の戦い方や、天使の知識というのが理解できるようになっていた。元の世界でいう天使という項目を
ダウンロードした感じだろうか・・・不器用な俺には便利なことである。
「よく、狙って・・・撃て!フェザービット!」
アモンを包囲するように、飛び回るフェザービットから一斉に光線が発射された。
辺りの地面や壁を削り焼き溶かし、粉塵でアモンが見えなくなっても光線は発射される。俺は右手に魔力を集め、物質化する。思い描くのは最高に切れ味のいい刃物。そうして物質化された武器が俺の右手に現れる。刀・・・男の浪漫武器、一度は持ちたいと思った方も多いはず・・・これが戦闘でなければずっと眺めていたいが、そこはぐっと堪え、光線を撃ち尽くし、未だ粉塵が舞い見えない爆心地の中心を見据え、刀を構える。
「第九位の天使の攻撃にしては中々でしたが・・・私には効きませんね。並の悪魔なら今の攻撃で消滅させられていますが、私は公爵級の悪魔なのですよ。では、こちらからもいきますよ。無慈悲なる煉獄」
アモンは右手を突き出し、無数の火の玉を召喚する。一つ一つが大きく凄まじい熱量を持っているのだろう。景色が揺らいでいる。
「どれくらいもつか楽しみですね。すぐ死なないで下さいね」
俺に向けて、火の玉が一斉に襲いかかってきた。俺は翼を大きく羽ばたかせ、上に飛び回避した・・・が、火の玉達は急旋回し再び俺目掛けて襲いかかってくる。
「追尾機能付きかよ!」
まさか、自分が現実にドッグファイトすることになるとは思わなかった。回避とフェザービットを使いなんとか直撃は避けているが、火の玉から発する熱の余波で
俺の皮膚は焼かれ、体力が削られていく。フェザービットも火の玉に撃ち落とされていき、その数を減らしていき、残り五枚となっていた。
(これはまずい・・・三下とか言っちゃったけど早まったかな?叡智の書さん、まだですかね?そろそろドッグファイトも疲れてきましたよ・・・)
『 告 障壁の解析及び使徒の戦闘は圧勝にて終了しました。使徒に回された加護の力を主に戻し、アモンの無力化を始めます。』
(よし、待ってたぞ!反撃開始だ!ただし、セシリアを傷つけないようにな)
『 告 了解しました。アモンの解析結果により、全方位魔力盾を取得しました。発動展開します。主の武器を再度、物質化。十拳剣を顕現します。』
えっと・・・解析を依頼⇒解析終了、魔力盾取得⇒十拳剣顕現!?なんで?
神話の剣を顕現できちゃうの俺?というか、叡智の書さん頑張りすぎじゃありませんかね?
『 告 主の為なら、このくらいどうということでもありません』
(どうということでもないんだ・・・・そうなんだ・・・)
俺は叡智の書のチート能力と、とんでも言動に目を逸らし襲いくる火の玉を剣で斬りまくる。火の玉はたちまち空中に霧散していった。
「あなた・・・途中で神気が変わりましたね?私の魔法を無力化するとは・・・ならばこれではどうです?魂まで燃やし尽くす地獄の炎よ、業火の苦しみを与え続けよ!地獄の業火」
両手を突き出したアモンの手から、ドス黒い炎が出現し俺に向かって放たれる。
『 告 全方位魔力盾にて防御可能です。アモンに囚われたままのセシリアの魂の穢れの進行が早くなっています。十拳剣にて
アモンの魂のみを斬り、開放することを提案します。』
(わかった。防御は任せる。俺は魂を斬ることに集中する)
俺は居合の格好のままドス黒い炎に飛び込みアモンに接近する。
目を凝らしアモンの身体を見ると、鳩尾辺りに白い玉を包み込もうとする黒いスライム状のものが見えた。それに向けて俺は剣を振り切る。
「ぐぎゃああああああああ!!!!!何故、何故地獄の業火に焼かれない!たかが天使如きに私が遅れをとるだと・・・」
断末魔を上げながら、アモンは憑依できなくなったのであろう。セシリアの身体から抜け出し、俺を鋭い目で睨みつける。
「天使・・・あなたの名前は?」
「俺の名前は、魂だ・・・」
「あなたの名前と顔覚えましたよ、次は私の本当の身体でお相手してあげます。それまで殺されることがないように・・・」
そう俺に呟くと、アモンは掻き消えるように消えていった。アモンの気配が消えてセシリアは糸が切れたように倒れこみそうになるのを慌てて抱き抱える。
剣で切った後もなく他に傷は見当たらない。首筋に手を当て脈を見ると弱々しくだが脈が取れた。叡智の書に聞くともう少し憑依状態が続くと精神も肉体も無事ではすまなかっただろうとのこと。彼女の回復を待ってセシルとセシリアの故郷に送り届けようと思う。俺は座り込み、彼女に膝枕をしてあげて思わず呟いた。
「ミッションコンプリート・・・」
なんとか一話で戦闘を収めましたが、最後無理やり感がでてしまいました。
読みにくいかもしれませんがよろしくお願いします。




