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『ハッハッハ。そうか、そうか。良いんだよ、若い内は。多少寝れない日々があっても。歳をとったら、寝たくても寝れない日がたくさん出て来るからな…!』

君彦おじさんは、俺の白々しい嘘もいつも笑ってこたえてくれる。



『はい。今朝の薬。相変わらず腕は痛くないかい?』

君彦おじさんの職業は薬剤師。しかも、WH大学病院の薬剤師。

何か分かるのではないかと…君彦おじさんには、この腕の亀裂を見せている。


亀裂を軽く触れながら言って来た。

『…またちょっと大きくなっているね。…その何だね…。抑えられない感情の変化とかあるかね、隆君?』

君彦おじさんは、俺の悩みを読みとっていた。



『…そうですね…』と言いかけた時に後ろからゆいが呆れた声で…。



『あの〜?お取り込み中ごめんね〜。もう8時15分なんだけど〜…』

ゲッ!8時15分!遅刻だ!


『君彦おじさん、すみません。帰って来たらまた話します!』

俺とゆいは慌てて出て行った。


その姿をみて、いつもは笑顔の君彦おじさんが険しい顔をしているとは…分からなかった。




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