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相手は貴族かもしれないから、慎重にいかなくちゃいけない。

万が一無礼なことをしちゃったら、私死刑。その場で切り捨てられて人生end。

それだけならまあいい方だけど、(いや悪いけど!)悪ければ連帯責任で店にまで迷惑がかかる。


それだけは何とか回避しなきゃいけない。








でも、なぜだろう。













この人の、ちらりと見えた琥珀色の瞳。



とっても澄んでいて綺麗で、どうしてか悪い人には思えないんだ―――

















「君とは、奇妙な縁があるようだ。」



くす、と柔らかな笑みを浮かべて、茶髪さんはそう言った。


………………くっそう、美形って微笑むだけでときめかれるから、絶対得してるな。

そんな捻くれた事を考えながら、ときめいている胸を静めつつ次になんて言おうかとぐるぐると考えていた。


そんな事を考えていたら、あちらから声をかけてくれた。





「以前は本当に申し訳なかった。怪我はなかったか?」



「あ、いえ、大丈夫です。ただ、途にぶちまけちゃった材料代がもったいなかったといいますか…。」



って、何言ってんの私!

こんな事言ったら相手の人罪悪感感じちゃうじゃないか!




「ああ…、本当にすまない。大分前の事だが、詫びさせてほしい。…これで足りるか?」



あぁああああやっぱり!罪悪感感じちゃってる!し、しかもお金払おうとしてるし!って!







「む、無理無理無理無理無理無理!無理です!こんなに頂けません!」




私が、この世界に来て一番初めにならったのは、お金の事。




まあ、結構簡単で。



銅貨。銀貨。金貨。この三つで成り立っている。後はお札?みたいなもの。


お札みたいなものは10マータル。(マータルとは帝国共通のお金の数え方だ。)


銅貨は100マータル。


銀貨は10000マータル。


金貨は……何マータルだったか覚えてない。それぐらい高価な物だってことだけ覚えてる。マルサさんも覚えなくていいって言ってたし。



庶民は銅貨をじゃらじゃらと持っていて、大抵はそれで会計を済ませてしまう。

たまに銀貨があると、たくさん銅貨でお釣りを出さなきゃだから面倒。

でも、銀貨なんて滅多に見ないからそんな面倒な事もしなくていい。


そして、金貨なんてものは、滅多に…、いや、庶民なら見なくて一生終える事もあるって言ってた。






その、金貨を。


ふ、袋一杯に、じゃらじゃらと。


惜しげもなく、差し出しやがった!











こ、これ日本のお金にしたらいくらぐらいなんだろうひいいいいいいいい!






















久しぶりの更新になってしまい申し訳ありません!

半年以上更新してなかったってどんだけ放置してたんでしょう私…!

これからは最低一カ月に一回は更新していきますので、ほかの作品も!

では、失礼致します。

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