9/13 小人 弐
とりあえず、小人たちから事情を聞くことにした。
刀を持ったイケメンが草助。
お姫様のお付きみたいな格好をした男が笛丸。
綺麗な着物を着たお姫様が小春姫。
この子たちは“小人”という種族で敵が多く、安住の地を求めて鬼火山までやってきたらしい。
敵っていうのは野良猫や蛇、カラスたちも含まれるらしい。
しかし、小人というだけあって、みんな子猫くらいの大きさですっごくかわいい。(˶ˊᵕˋ˵)
三人だけじゃなく、もっと大人数で北の方から来たみたいだけど、この山に入って安心したのか、休憩中に三人でふらふら探検に出たところを猫ちゃんに襲われたとのこと。
……何やってるんだ。(´・ω・`)ナニヤッテンダ
しかも小人族は芸達者で、いろんな土地を回って芸を披露しながら旅をしているとのこと。
「なんで素直に助けを呼ばなかったのさ」
私が聞くと、草助がふんと鼻を鳴らした。
「俺たちは誇り高い小人族だぞ? 人間に助けなんて求めるか! ……ただ、さっきのは、あんたが勝手に助けただけだろ」
威張りながら言ってくる。( ̄^ ̄)えっへん
「…………」( ´ー`)ふーん
私は胸に抱いていた、きなちゃんという名のモンスターをそっと解き放った。
「ぎゃあああああああああ!!」
きなちゃんが容赦なく草助へ飛びつき、そのまま押さえつける。
「――あ、あのあのあの! さっきの草助のは本心じゃないんです! あの猫を止めてください!!」 タスケテェ (´;ω;`)
小春姫が涙目で訴えてくる。
かわいい。
仕方ないので、もう一度きなちゃんを腕の中へ回収した。
「――ッハア、ハア!」
「――こ、この女は鬼だ!」
草助と笛丸が、怯えきった目でこちらを見てくる。(((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
まあ、かわいい姫様に免じて、このくらいで許してやるか。




