9/13 小人1
河童の話を書くのに疲れて、三日も日記を書かなかったわ!
今日は天気がよかったから、葵が作ってくれたお弁当を持ってピクニック。((o(>∀<)o))ワクワク
鬼火の滝の近くでマイナスイオンを感じながら食べようと思って、岩に腰掛けて弁当を広げていたら、なにやら騒がしい声が聞こえてきた。
「――やめろぉ! こっちへ来るな!」
「――姫! あなただけでも生き延びてください!」
見ると、男二人と女の子一人の三人組が、毛むくじゃらの獣に襲われているではないか! ( ー̀дー́ )ナンダッテェー!
「――俺がこの命にかけてもあいつを仕留める!」
「――だから笛丸……姫様を頼んだぞ」
「いやあああああ! 草助! 草助えええええ!!」
「――小春姫! 今は逃げましょう! 草助の犠牲を無駄にしてはいけない!」
草助と呼ばれた男が刀を持って獣に突っ込む。
が、前脚でぺしんと弾かれた。
「――ッガハ!」
おー、結構飛んだ。
「いやあああ!! 草助ぇえええ!!」 |・ω・`)チラ
華美な着物を着た小春姫と呼ばれる女の子が叫ぶ。
「――まだ……だ!」
草助が刀を杖にして、ふらふらと立ち上がる。
「笛丸! 早く姫様を!」 |・ω・`)チラ
「――草助……! すまない!!」 |・ω・`)チラ
……すっごいこっち見てくるわ。(*´-д-)エェェ~
面白いから、もう少し見守ることにした。
お、毛むくじゃらの獣が動いた。
重心を落とし、草助へ飛びかかる。
「「草助ぇぇええええええ!!!」」 |・`ω・´)チラリッ!
草助が獣に捕まった。
お腹に抱え込まれて、後ろ足でばしばし蹴られている。
「――クソ!! クッソぉぉぉおお!! 立体起動装置があれば!!」 |・`ω・´)チラリッ!!
笛丸が叫ぶ。
え、立体起動装置あんの?
「――まだだ! まだ俺は諦めねえ! 生きて帰ったら小春姫と結婚するんだ!!」 |・`ω・´)チラリッ!!!
必死に抵抗する草助。
おー、姫とそういう関係なんだ。
「――あの、そろそろ助けていただいてもよろしいでしょうか……」 |・ω・`)コッショリ
小春姫が、ものすごく控えめに私へ話しかけてきた。
……面白かったのに、しょうがない。
私が立ち上がって、毛むくじゃらの獣をひょいと抱き上げる。
すると獣は「なー」と穏やかな声を出した。
獣の正体は――山を下りた近くの家で飼われている猫、きなこちゃんでした〜。(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)




