9/10 河童1
おじいちゃんから、鬼火の滝をさらに上流に行くとヤマメがいるって聞いた。
昔、ヤマメを塩焼きで食べたことがあるけど、あれは本当に美味しかった……。(´ω`)
あの味をもう一度味わうため、私は蔵から釣竿を持ち出して、鬼火の滝に沿って上流を目指した。
だいぶ険しい道を一時間ほど登ると、だんだん川幅が広がって、深い淵が見えてきた。
流れもそこそこ穏やかだったし、魚影も見えたから、そこで糸を垂らすことにした。
三分も待たずに、パンパンに太ったヤマメが釣れた。
大喜びでクーラーボックスに入れる。
続けざまに二匹、三匹と釣れる。
今日はおじいちゃんと葵とヤマメパーティーができる。( ¯ ¯)ほくほく
――と思っていたら。
川の中に違和感。
何か、円形に光るものが見えた。
それが徐々に水面から顔を覗かせて、ぬうっと立ち上がる。
アワ((゜゜дд゜゜ ))ワワ!!
水の中から出てきたのは、全身緑色でサングラスをかけた、身長二メートルはあろうかという筋肉もりもりマッチョマンの変態だった。
「オヤ? お譲サン。怖がらせちまったカナ?」
変態が喋った。
「あわわわわわわ」
初めて見るタイプの変態に、腰が抜けそうになった。:(´ºωº`):アワワ
「ココは河童ノ縄張りダッテ、ママに教わらナカッタのカイ?」
河童!?
この見た目ターミネーターのえげつない変態が河童!? (; ・`д・´)ナン…ダト!?
驚いていると、川の中からさらに二人出てきた。
一人は女の子だけど、最初の河童に負けず劣らずグラマラスで、欧米人みたいなスタイル。
もう一人は、私のイメージの中の河童そのものみたいな、三頭身くらいの小さい河童だった。ε-(´∀`*)ホッ
「喜助の兄貴ぃぃぃ! このガキ、あっしの顔見て馬鹿にしやがった!!」
ソンナコトナイヨ? (ヾノ・∀・`)ナイナイ
「ハハハ、ソンナ風に感ジルのは、春太が自分ニ自信ガナイカラダヨ。プロテイン飲むカ?」
プロテイン持ってるんだ。
「ねーん。それより早くあの人間追い出しましょうよ。早く追い払ったら、ご褒美あげるから~」
色っぽい声で女の河童が言う。
不二子ちゃんかお前は。
「千鶴ノ意見もモットモダ。トットト追い返シテ、バーボンで一杯ヤロウカ」
喜助が指の関節を鳴らしながら近づいてくる。
どうなる、わたし――!?
とりあえず今日は疲れたから、続きは明日書こう。




