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異世界転生  作者: MSZ-006
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ミリィさんの初萌後、魔法銃ルシファーを納めるホルスターも買った。


勿論、自腹だよ?


色々と種類が有ったが、腰の後ろに装着するタイプにした。


胴田貫は、俺の意思で帯刀したり手に持ったり出来るから、特に帯や吊金具は必要無かったし、今は次元収納に仕舞ってある。


因みに、異世界では御馴染み次元収納は、普通に誰でも使える能力で、魔力量によって荷物の収納量が変わる。


俺は、一般的な普通のサイズらしい。


10m³の空間だが、結構な収納量だよね。


買い物が終わると、結構な時間になっていた。


楽しい時間は過ぎるのが早い、腹減ったな。


「ミリィさん、夕飯はどうされるんですか?河野さんの所に戻られますか?」


「リョウ様は、空腹ですか?では、何処か店に入りましょう、御主人様は作り置きの料理が有りますので、大丈夫です」


ミリィさんは、俺がプレゼントしたメガネの右端を、クイッと上げながら此方を見る。


なんか仕草が、エロいな。


気に入って貰えたみたいで、本当に良かった。


「車を呼びます」


ミリィさんが、光学パネルを指で操作する。


すると車道に、超スピードのワニが幌車を引いて来た。


ワニ?


車って、言ったよね?


必要最低限の知識の中に車って存在してるし、ワニは車両扱いなの?馬と同じなの?


ミリィさんを見ていると、幌車に乗り込みながら、此方を見ている。


乗れと言う事らしい。


「リョウ様は、この世界に誕生されて間もないので、流行りのワニ車は、ご存知無いかと思います。どうぞ」


ミリィさんに促され、幌車に乗り込んでみる。


よくアニメとかで見る感じの幌車だな。


「此方の幌車、魔導装置を内蔵しており、空中以外は全て走破可能です。後、ワニですが施設の外に居るモンスターを、捕獲し飼育しております。テイマーにより躾けてありますので、人に危害を加える事はありません。御安心ください」


モンスターテイマーか。


「ワニ以外にも、居るんですか?」


「はい、存在します。ワニ以外の騎乗や輸送目的ですと、馬、鳥タイプが存在します。その他、ペットや戦闘補助等のモンスターも存在します」


「戦闘補助ですか?一緒に、戦ってくれる的な?」


お供してくれる、猫的な感じかな?


「はい、戦闘補助はモンスター以外にも、戦闘ロボットが存在しています」


戦闘ロボ、此れは絶対に欲しいな。


何せ俺は、ロボット大好きだからね。


「戦闘ロボットって、何処で購入出来ますか?」


「戦闘ロボットは、ロボットメーカーに行って、既存の物とオーダーメイドの物を選べますが、当然オーダーメイドの方が高くなります」


「そうなんですか、是非、戦闘ロボットが欲しいですね」


「現在のリョウ様の所持金では、オーダーメイドの戦闘ロボットは購入が出来ませんが、市販品なら問題無いかと思います。購入前に御覧になる分には、メーカーに行くのもありですね」


話していると、ワニが停まった。


「店に着きましたね」


幌車から出ると、ファミレス風の店の前だった。


前世のファミレスと、比べると異様にデカい。


「店内は、ペット同伴のコーナーも御座います。なので、この規模になります」


ペット同伴って、それはペットを飼っている人には嬉しい話だな。


店内に入ると、ペッ○ー君みたいなロボットが近付いて来る。


「いらっしゃいませ、何名様ですか?」と、前世のファミレスと変わらないやり取りをする。


席に案内され、座るとテーブルからディスプレイが出現する。


このディスプレイで、好きな物を注文するらしい。


「ミリィさん、夕飯をご一緒して貰うので、ご馳走しますよ。好きな物を注文して下さい」


この世界の支払い方法は、己の光学パネルの情報が、店内に入ると読み取られ、購入すれば自動で支払いが済まされる。


「有難う御座います。リョウ様、では遠慮なく注文させて頂きます」


この世界の料理は初めてなので、非常に楽しみだ。


テーブルのディスプレイを色々と眺めて見ると、説明は書かれているが、よく分からん物がある。


骨付き魔獣肉焼き(キラーバッファローを骨付きで、こんがり焼きました。)


何だこれ?


珈琲付きのライスセットで、お値段1980円。


気になるから、コレを注文しよう。


ミリィさんも、注文が決まった様だ。


お互いのディスプレイが、机から消滅する。


程なくして、先程のペ○パー君が、ワゴン車を押してやって来た。


○ッパー君が、「お待たせしました。御注文の骨付き魔獣肉焼き、ライスセットとマッドキラー・ビーのハニートースト紅茶セットを、お持ちしました」と言って、テーブルの上に料理を置いてくれる。


いやはや、デカいマンガ肉だよ。


実物は、初めて見たよ。


滅茶苦茶、テンション上がるね。


ミリィさんの料理は、普通のハニートーストとティーポットだね。


只、ちょっとサイズがデカいな。


パンが、人の頭の二人分程ある。


その上に、タップリ蜂蜜が掛かっている。


ミリィさん、全部食べれるの?


いや、俺もそうか。


「頂きます」


ミリィさんが、ナイフとフォークを手に持って食べ始めた。



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