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夕飯時に大食堂に行くと、いつものメンバーが座っている。
「こんばんは。相席させて貰っても宜しいですか?」
「リョウ、堅苦しいわよ?」と、ネアさんが俺に言う。
「親しき仲にも礼儀ありと、言いますからね」
「リョウさんは、礼儀正しいですね」と、ゴモリーさんが微笑む。
「有難う御座います。ゴモリーさん、俺は紳士を目指してますので」
「リョウ〜、今日は、何食べる〜?」
「そうですね、何にしましょうか?」マリーさんが此方に手を上げながら、俺に聞いてくる。
「・・・珊瑚は、機嫌直った?」
「はい、お陰様で。色々と有難う御座います。そうだ!皆さん魔導通信機は、お持ちですか?」
俺は席に着きながら、リリーさんに返事をしつつ聞いてみた。
「持ってるよ〜」
「・・・ある」
「あるわよ?」
「持ってますよ?」
「もし宜しければ、俺とカオリ、珊瑚を登録して貰えませんか?」
「し、仕方無いわね!べ、別に、嬉しい訳じゃ無いんだからね?」
ネアさんが、頬を赤らめながらネックレスを手に取る。
ネアさんは、ネックレスタイプか。
「・・・此れ」
リリーさんが腕を出して、ブレスレットを見せてくれる。
此れが、リリーさんの魔導通信機らしい。
「私、家族以外の男性と魔導通信機の登録するのは、始めてです!」
ゴモリーさんが、イヤリングを外して手に取る。
「私のは、コレだよ〜」
マリーさんは、リリーさんと同じブレスレット型だ。
俺とカオリは指輪を外し、珊瑚の苺アクセサリーの魔導通信機は、俺が取り外して手の上に乗せている。
「ちょ、ちょっと?!リョウとカオリは、指輪なの?」
「お二人は、恋人じゃ無いって・・・」
ネアさんとゴモリーさんが、俺達の魔導通信機を見て驚いている。
「リョウに指輪が良いって言ったら、構わないって言ってくれて、それで此れにしたの」
「わ、私も明日、指輪のタイプにするわ!」
「ネアさん、私も行きます!」
「指輪か〜、お姉ちゃん〜、どうする〜?」
「・・・指輪が良いなら、構わない」
と、リリーさんとマリーさん姉妹が、何やら相談を始めた。
「ま、まぁ、新作の魔導通信機がちょくちょく発売されてるし、此れはもう古いから、替え時と思っていたのよ。だから、丁度いいのよ!」
「そ、そうですよね。私も新しいのに、替えようかと思っていたんです!丁度いいですよね!」
「私は〜、リョウとお揃いが良いから〜、指輪にする〜」
「・・・マリーに、任せる」
「ピィちゃんは、此れで良いの?何なら、明日変えに行く?」
「ピィ!」[私は、此れが気に入っているから、此れが良い]と、珊瑚はディスプレイをカオリに見せた。
そんなこんなで、魔導通信機の登録が終わり、食事して部屋に戻った。




