↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生  作者: MSZ-006
45/120

45


白熱する名付け戦争を見つつ、俺はふと思い付いた事を口にした。


「珊瑚珠色から取って、珊瑚はどうだ?」


俺は、隣に座るドラゴンを見て言った。


「ピィ、ピピィ!」


「・・・気に入った、そう言ってる」


リリーさんの通訳により、白熱していた名前決めが終結した。


「じゃ、名前は珊瑚だな。宜しくな」


「ピィ!」


「ちょっと待って、リョウはパパなのに、ママになるの?欲張りよ!」


カオリが、混乱する様な事を言い出した。


「ですが、まだ奥さんの座は残っています」


ゴモリーさんが、不敵な笑みを浮かべる。


「確かに!その手があったか!」


と、ネアさんがガッツポーズをしている。


「ピィ!ピピィピィピピィ!」


「・・・なる程、それは良い考え」


「えっと、リリーさん?珊瑚は、何と?」


「・・・名前を考えてくれた皆に、感謝している。だから、皆ママだと言っている」


「そうか!では、俺もママだな?」


「ピィ!ピピィ!」


「・・・河野は、近所のおじさん。と、言っている」


「何でだよ?!俺も参加したよ?不慮の事故で、昏倒してたけど」


復活した河野さんが、訳の分からん事を言っている。


そもそも、あんた男だろ?


「近所のおじさんは、黙って下さい。訴えますよ?」


ミリィさんが、殺気立っている。


やはり、先程の発言はマズいよな。


触らぬ神に、祟りなしだ。


「すまない、ミリィ!俺が悪かった赦してくれ!」と、土下座する河野さん。


「さて皆さん、今回の催し物は終了しました。お疲れ様でした」


そう言って、サッサッと食堂を後にするミリィさんを「待ってくれ!ミリィ、捨てないで〜!」と、後を追い掛ける河野さん。


「あ〜、取り敢えず、夕飯食うか?」


「そうね。丁度いい時間だし、食べましょうか。ピィちゃんは、何がいい?」


「ピピィ!ピィ!」


「・・・パパと、同じ物がいいと言っている」


「俺と同じですか?」


「・・・ドラゴンは、人間と同じ物を食べても、問題無い」


「お姉ちゃんは〜、占い師だけど〜、テイマーでもあるからね〜、大丈夫〜」


意外な事実を、妹のマリーさんから聞かされた。


「テイマーの素質まであるとは、驚きました」


同じ転生者である俺には、此れと言って冴えた能力は無い。


「・・・人には、必ずいい所がある」


そう言って、励ましてくれるリリーさんに、俺は感謝した。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。