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異世界転生  作者: MSZ-006
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外に出るには、ちょっと遅い時間だな。


何をしようかと考えて、俺はカオリと街の散策をする事にした。


まだまだ、この街は知らない事が多い。


面白そうな店を、冷やかすのも悪くない。


「カオリ、街を散策しよう」


「うん、まだ知らない事が多いしね」


カオリは俺のプレゼントした魔導光学ソードを、次元収納に仕舞い返事する。


「そう言えば、カオリの次元収納って、どれ位なんだ?」


「次元収納は、私の基になった素材がベースだから、リョウの300倍かしら」


マジか?!幌車の能力を、そのまま継承してるのか。


道理でキラーハウンドを、何十匹も収納出来た訳だ。


今後は、カオリの次元収納を借りて狩りをしよう。


別に、上手いこと言ったつもりは無いよ?


カオリと2人で街を散策していると、道の端に屋台の様な店を発見した。


この世界で、屋台なんて珍しいなと思い見てみると、[占いの館]と書かれている。


カオリが興味深そうに、店を眺めている。


「寄ってみるか?」


「良いの?有難う!」


2人で、屋台に近付くと「フシュー、プシュー」と、変な音が聞こえる。


暖簾を上げて中を覗くと、俺は直ぐに回れ右をした。


「カオリ、逃げるぞ」


「リョウ、どうしたの?」


「アレは、駄目だ!色々な意味で危険が危ない!」


「危険が危ないって、おかしいよ?何が、そんなに危険なの?」


「取り敢えず、早く行くぞ」


カオリを連れて、俺は逃げようとした。


しかし時すでに遅し、俺の肩をガシッと掴む、物凄い逞しい手の平が置かれている。


「フシュー、いらっしゃい、プシュー」


低い低音ボイスが響き、ゆっくり振り返ると、目の前にガスマスクみたいなのを顔に着けた、矢鱈とガタイのいい人物が居る。


こ、怖ぇ?!


「こんにちは!私達の相性を、占って下さい」


カオリは、笑顔で普通に会話してる。


俺は、それどころじゃ無い。


「フシュー、分かりました、お掛けください、プシュー」


「リョウ、座ろう?どうしたの?固まって?」


「うん。いや、大丈夫」


俺は、緊張しながら席に着く。


「フシュー、始めます、プシュー」


「はい、お願いします!」


店主が、目の前の水晶球に手を翳す。


「フシュー、相性は、とても素晴らしい、男性の方は、女性運に混乱有り、プシュー」


女難の相ありか、うん、何となく分かる気がする。


「リョウ、女性運に混乱って一体、誰に何したの?」


「それは、今朝の話の延長か?」


そんな事を話していたら、占い師が俺の方を向いて静かに言った。


「フシュー、貴方は、前世の記憶がある、プシュー」


「いや〜、そんな事は無いですよ?きっと勘違いですよ、アハハ!さ、帰ろう」


怖っ?!


何で前世の記憶がある事を、言い当ててくるの?


俺はカオリの手を取り、逃げる様に屋台を出た。


代金は、ちゃんと支払われているから問題無い。


「フシュー、見付けた、プシュー」



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