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異世界転生  作者: MSZ-006
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遅い夕食を取った俺達は、自分の部屋に戻って来た。


しかし、参ったね。


カオリが人型に変身?変型?出来るなんて、聞いて無かったから。


正確には出来る様になった、が正しいと言われた。


遺跡で誕生する際に俺のデータや知識を吸収し、魔力が蓄積されて言葉を話したり等が出来る様になり、変身?変型も出来る様になったそうだ。


因みに食事は、無くても良いそうだ。


周りに在る魔力を吸収する事が出来るので、特に何もする必要は無い。


けど食べればその分、使用した魔力の回復が早くなるし貯蔵も出来る。


初めて食事したが、食べる事が楽しいらしい。


と、此処までが食事中及び部屋に戻り、話を聞いて分かった事だ。


それから俺達は、遅いので寝る事にした。


部屋には、ベッドが1つしか無いが問題無い。


何故なら、この部屋は自分の自由に、椅子やテーブルを出せるのだから!


取り敢えずカオリにベッドを使って貰い、俺はソファで寝た事が無いから、それをしようと思った。


何か、カッコいいじゃん?


俺はソファで寝るから、お前はベッドを使えみたいなの。


で、起きたら同じベッドで寝てるって、どういう事?


ソファねぇし、カオリが抱き着いてて離れないし、え?テンプレ?実際に起きると、戸惑うし困るよ?


更にテンプレで朝、異性の友人が迎えに来た的な?


「おはようございます。リョウ様」


「リョウ〜、起きてる〜?ご飯食べよ〜」


「おはよー。冒険者は、身体が資本よ?だから、朝ご飯は大事なの」


「私、男性の部屋に来るの始めてです!うふふ」


うん、部屋の外でミリィさんと、冒険者三人娘が待機してる。


「すみません。起きたばかりです。少々、お待ち下さい」


早く支度をしなければ、待たせてしまう。


俺は人を待たせるのが、好きじゃないんだ。


「カオリ、起きろ!」


俺を抱き枕状態にしているカオリを、必死になって起こす。


カオリは幸せそうな寝顔で、俺を離そうとしない。


「ワフゥ〜ン、リョウのH〜、駄目〜」


おい、一体どんな夢見てんだよ?!


「・・・リョウ様?何方かいらっしゃいますか?」と、ミリィさんが冷めた声で言う。


「隊長?!緊急事態です?!吶喊の許可を!」と、ネアさんが叫ぶ。


「どうしよう?!恋人同士の朝なんて、そんなの見たら私、お嫁に行けない!でも、覚悟完了!突入準備OK!」と、ゴモリーさんが覚悟完了して、突入準備もOKらしい。


「リョウ〜、君は完全に包囲されている〜。君は、黙秘する権限がある〜、けど、弁護士を呼ぶ権利は無い〜。突入〜!」と、マリーさんが号令を掛ける。


やべぇ、こんな状態の俺を見られたら、確実に誤解されて仕舞う。


「失礼します!」


そう言って部屋に、ミリィさんを先頭に、3人娘が雪崩込んで来た。


「ワフゥ〜?誰〜、朝から騒がしい」


抱き枕状態で、お互いに密着している現場を目撃DQNされた。


「リョウ様、不潔です。私のメガネは、遊びだったんですね?訴えます」


ミリィさんが、メガネをクイッとしながら冷めた目で言う。


「み、ミリィさん?!メガネが遊びって、意味が判らないです!訴訟は、ちょっと待って?」


「この前、話したら良い人だと思ったのに、こんな仕打ち酷いわ!結婚適齢期の女子を騙すなんて!私の淡い恋心を返せ!」


「ネアさん、有難う御座います。違うんです!騙して無いです。誤解です!恋心って、どうすれば良いんですか?」


「私はリョウさんを、信じていました。でも浮気現場を見せ付けられたら、我慢出来ない!離婚よ!マリーさん、どいて!ソイツ殺せない!」


「ゴモリーさん、俺とは最近知り合ったばかりですよね?色々すっ飛ばして、話が凄い飛んでます!後、誤解ですから殺しは無しです!」


「リョウ〜、私の事、嫌いになった〜?シュークリームあげるから、戻って来て〜?怖くないよ〜?」


「マリーさん、シュークリームは有難いですし、マリーさんを嫌いになった訳じゃ無いですよ?全て、誤解なんです。後、皆さん非常に怖いです」



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