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異世界転生  作者: MSZ-006
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朝食時に、色々と話を聞いた。


ネアさん達は三人でパーティを組んで、冒険者ギルドに登録しているそうだ。


マリーちゃんに気に入られて大量にあるシュークリームの一個を貰い、珈琲を飲みながら食べたけど、美味しいシュークリームだったな。


ゴモリーさんには、新顔の俺が珍しいらしく色々と聞かれた。


歳を聞かれて、はて俺は何歳なんだ?と思ったが、ミリィさんが昨日、目覚めたばかりだと説明してくれた。


中身は、かなりのオッサンだがね。


そんな話の中で一番驚いたのは何と、マリーちゃん改めマリーさんが、一番歳上だった事だ。


此処で、皆の年齢を紹介しよう。


俺0歳、ミリィさん18歳、ネアさん18歳、ゴモリーさん15歳、そしてマリーさん20歳。


少女にしか、見えなかった。


ビックリだ。


この世界は、15歳で成人扱いで、就職も結婚も出来る。 


前世じゃ、未成年なんだけどね。


まぁ異世界には、異世界の常識がある訳で。


俺は生まれたばかりだから、何も出来ないのか?と言うと、そうじゃ無い。


クローンで、肉体年齢がある程度成長している俺は、肉体年齢相応の扱いをされるそうだ。


ちょっと、損した気分だな。


食事が終わりネアさん達と別れ、今は河野さんの部屋に居る。


此れから出掛ける旨を、ミリィさんが伝えてくれる。


俺が挨拶して部屋を出ると、其処は既に街だった。


「では、行きましょう」


ミリィさんが、先に歩き出す。


「ミリィさん、お尋ねしたい事があるのですが」


「何でしょう?スリーサイズですか?訴えますよ?」


「いえ、それは知りたいけど違います。転移についてなんですが、転移した際に人にぶつかる事は無いのかなって」


「私のスリーサイズを、知りたいのですか?でも、秘密です。それを知ればリョウ様は、塀の中になります。転移の際は、転移先の障害物を検知します。もし、転移先に障害物や人が居れば転移はされません。因みに転移を、攻撃として使用も出来ます。対象を壁に減り込ませる等ですね。対人には使用出来ず、対モンスター又は対無機物用の攻撃魔法になります」


成る程、某学園都市の白井○子嬢の様に、人体に異物を刺す様な事は出来ないのか。


「なる程。有難う御座います」


「いいえ、リョウ様は現在、何か必要な物は有りますか?」


「はい、珈琲と身の回りの物が欲しいです」


「では、量販店に行きましょう」


案内ついでに、連れて来られた量販店。


「此方の店は食品から家電、衣類や玩具と色々な商品を取り揃えております。勿論、珈琲も様々な種類があります」


「有難う御座います。俺が欲しいのは、インスタントでお湯を注ぐだけの、簡単な物で良いんです」


「では先ず、食品コーナーに行ってみましょう」


食品コーナーには、面白い物が置いてあった。


冒険者の携帯食料、軍隊御用達のレーション、こんな物まで置いてある。


インスタント珈琲と身の回りの物を購入し、荷物は次元収納に仕舞った。


後は、どうするか?


携帯食料とか見た後なので、俺はミリィさんに「テントとかキャンプ用品は、置いてあるんですか?」と尋ねる。


「キャンプ用品は、此方にありますね」


さっきの携帯食料の、隣の通路にあるそうだ。


興味本位で、眺めてみる。


おいおい此れは、ホ○ポイカプセルじゃねぇか。


「此れは、魔法科学で造られた宿泊装置ですね」


テントバージョンと、小型の宿舎バージョンがある。


宿舎バージョンのお値段は、お高めで今の俺じゃ買えない。


テントなら買えるが、どうせなら宿舎バージョンの方が欲しい。


「ミリィさん、お金を稼ぐには、どうすれば良いですか?」


「そうですね。リョウ様が今現在、お金を稼ぐ方法は就職して稼ぐか、ギルドに登録して冒険者になって稼ぐかですね」


そっか、就職か冒険者か。


それなら当然、冒険者だろう。


「ミリィさん、ギルドに連れて行って貰えませんか?冒険者になって稼ぎたいんです」


「分かりました。リョウ様であれば戦闘能力も、問題無いかと思います」


「ではギルドに、お願いします」


冒険者登録して、稼いで小型宿舎のホイ○イカプセルもどきを買うぞ!



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