夜の灯り
寝転がっている
見えるものは
天井から下がった
灯りの輝く光
弱った身体には
少々眩しくて
夜だよと感じさせてくれる
光量が少し足りずに薄暗い部屋に
なっている
今の私にはお似合いだろうか
パワー不足の私に
もっと輝けよとでも言っているようである
まさか光に慰めてもらうとは
少し視点をずらせば真っ黒で真っ暗闇の空間が見えて来る
そしてヒンヤリとした空気が流れ込んでくるのを
頬で受け止めている
珍しくラジオのスイッチを入れてみた
切ない音楽が心に
響き渡る
今の心境を反射した鏡のように
聞こえてきだす
今月は日が進む
スピードが先月より早くて
充実などしていないのと思う
もう少しだけ
ゆっくりと歩きたい
この自分だけの
空間を感じ取りながら