亀の王国 破壊ではなく 構築
ベイビー:
「Fさんが、あなたに破壊という言葉を2度と
使うなと言ってるわ。Fさんは、破壊ではなく、
新しい亀の王国を構築したいのよ」
「構築?」
ベイビー:
「そう、構築したいと言ってるの。構築と破壊は
全く別物よ?あなたは、アキレスが支配する
世界で生きてきた。でもあなたは失敗した。
全然幸せじゃなかったもの。
そこへFさんが仕事を依頼するようになって
あなたの生活は安定したのよ。誰があなたを
ドン底から救ったと思う?Fさんよ!
彼は、あなたは知っているはずだと言ってる。
亀は、あなたを破壊した?」
「破壊?」
ベイビー:
「そうよ。あなたはFさんに破壊されのたか聞いて
くれと言ってるのよ。
逆でしょ?」
「逆?」
「そうよ。あなたは、Fさんのおかげで
構築されたのよ!」
「構築?」
ベイビー:
「そうよ。Fさんが、あなたの人生を救済して
あげたの。
アキレスたちは、誰もあなたを助けなかった。
アキレスの王国で、あなたは、1人分の人生も
体験できず死んでいこうとしていた。
Fさんという亀の国から来た使者が、
あなたの人生を構築したのよ!
あなたはそれを知ってるでしょ?
だから破壊なんかじゃないの!
亀は、世界を支配し、新しい王国をこれから
構築するの!アキレス王国のなかで不幸だった
者たちは、アキレス王国の誰よりも優先的に人生
を与えられるのよ?
だから、破壊じゃないでしょ?
もう2度と破壊なんていう言葉を使わないでね」
「破壊ではなく、構築・・・」
Fは、私とベイビーのやりとりを見ながら
ウンウンとうなずいていた・・・
ベイビー:
「Fさんは、最後の第4章に進みたいと言ってるわ。
4章が終われば論文は完成よ。依頼料はさらに
倍払うって言ってるの。良い?
もう少し我慢して協力してくれる?
亀の王国は、宇宙に基地を作って、宇宙から
地球を監視することで完成するらしいわ」
「宇宙から?基地を作って地球を監視?」
ベイビー:
「そうよ。宇宙からアキレスを監視するの。
アキレスが逆らえば、そこから強力な
ミサイルを打ち込めるように、巨大な抑止力を
保有するんだって。誰も逆らえなくなるように」
「抑止力?宇宙基地から?」
ベイビー:
「亀の王国の繁栄を決定的にするための
最大の防衛手段よ」
「最大の防衛手段・・・」
Fは、新しい紙を用意して、④と書いた・・・




