卒業論文
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【 新時代の覇権主義〜アキレスと亀の哲学から
構築する転換期の国際政治】 (氏名)F
はじめに
新興国(亀)は、どのようにしてアキレス(先進国)に追いつき、そして追い越すのか?
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出だしから違和感満載だった。お気づきだろうか?
アキレスと亀の物語を知っている方ならご理解いただけると思う。まず、アキレスと亀の哲学は、アキレスが亀を追い越そうとする話であって、亀が、アキレスを追い越そうとする話ではないということに・・・。
私は、助手の彼女に通訳に入ってもらい、君は、そもそもアキレスと亀の話を根本的なところから、理解を間違えているよと伝えてもらった。
Fは、全く悪びれもせず、むしろあえて、Fが伝えた通りにパソコンに打ち込んでくれと要求したのである。
さすがに、想定外だった。Fは、今まで私に接して来た温和な態度とは真逆の、威圧的な態度を示すようになり始めたのである。
亀とは、彼(F)の国のことだった。アキレスとは、私たち民主主義国の中での、あるリーダー国のことだった。
台頭する亀が、支配的な地位にあるアキレスに勝つ方法。これが、Fの卒業論文の主要なテーマだった。




