燃え盛る松明
少々の性的表現を含みます。苦手な方はスキップしても。まぁ、何とか……なります。
この子は……か?なぜ我々……のもとに。
だが、育てる他あるまい……。もしかしたら我々の……になるやもしれん。
我々は……部隊だが確かに人手が足りぬな。
懐かしい夢を見た気がする。この状況はなんだ? 俺の体が青い光に包まれてる。あれ、俺は何をしていたんだっけ?
賢者……ハラう……イレギュラー……。気絶する前の記憶が断片的に思い出される。と、同時に俺はその時あげられなかった叫び声を上げる。
その後、俺は、本当のバケモノに……。
「アラァ、ダーリン目が冷めたのかしら?」
体を筋肉で異様に漲らせたそいつの顔を見ると、心拍数が上がり、顔は紅潮する。そう、あいつは俺のおち
「考えるだけでも、私のダーリンがそんな汚い言葉を使ってはだめよ?」
そこまで考えたところでそいつは、俺の口に指を当てて、妖艶に笑う。一瞬思考が止まったその瞬間指を下げ、今度は奴の唇で俺の口を塞いだ。
頭が真っ白になる、あぁまただ。何も考えられない。口の中に、舌が、入ってくる、体は青い光が飛び去り、もう自由に、動かせるのに、俺の体はそのバケモノを心から受け入れていた。
そして、やつの手がやつによって取り替えられたゴム紐のズボンの中になめらかに入って……。
押し寄せるような、感じたことのない快感。少し残っていた余裕が飛び去り、頭が完全に真っ白になる。
気づいたときには俺の股は初めて見るなにかによって汚れていた。
俺は俺の体がこいつのせいで変になってしまったと思い、お尻を地面につけみっともなく、泣き出してしまう。
「あら、ハジメテだったかしら?安心して、それは皆出るものなのよ、ダーリンを泣かせてしまったからお詫びに……。」
そいつは服を脱ぎだし、俺の前に裸体を晒した。
俺は何度も、あの液体を彼女にぶちまけた。快感に負けて、最初は情けなさで泣いていたが、次第にその感情は快感に完全に塗りつぶされ変わっていった。
彼女は、小屋の中にあったベッドで添い寝しながら、彼女の身のうちを語ってくれた。
自分は、この世界では、ケガれモノに属するということ、生まれたときから女性ではありえない超人的肉体で、それがバレたこと。身内には強がって尻の軽い淫乱女というキャラを押し通しているが、実は恋をしたことがなかった事。身内には、オカマで通しているということ。
確かに彼女の見た目は、嫌悪感を抱くほどに強靭だ。だけど、今の俺にはその彼女の体が随分と小さく見え、優しく抱きしめた。彼女は俺の胸の中で小さく震えていた。
そして、朝が来た。ロックは既に元気になっており、彼女の目は決意で漲っていた。
ロックは勇気を持って、仲間たちの前で全てを発表した。驚きすぎて、顎が外れるもの。目玉が飛び出したもの、最初からわかっておったよといった感じのもの様々だった。
昨日は強い嫌悪感を彼らに抱いていたが、彼女の話を今は嘘だ、とは思えなかった。
賢者は、この世界の進行を妨げ、人間を衰退させて滅ぼし、この星の未来を守ろうとする者たち。そして、ケガれモノとは一握りの天才達が神の呪いで少し変異させられたものだ、という事。
そして、俺がケガれモノであることを。
いかがでしたか?とりあえずこれで導入は終わりです。ここから彼らは世界を変える苦難の旅に出ます。彼らの冒険は始まったばかりだ!!
(打ち切りではありません。)