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詩集:タイトル未定(女性シンガー用)

ロックンロール

作者: 歌川 詩季

 こうゆう作風で。

 定義困難なものを精神論で片付ける(たび)

 言葉は無力だとあたしは(むせ)()いたのです

 理解厄介(やっかい)なくせに根は単純で

 其処(そこ)にまた腹が立つんだよ ンもう!


 雌雄同体の突起(とっき)から分泌されるのを

 (てのひら)()(がた)く受けとめると

 飲み干すか塗りたくるかは

 その都度の気分が決めてくれた


 焦がれて止まないのはロックンロールか

 そう呼ぶに(あたい)しないもの

 山風のように吹き荒れて

 土砂降りのようにぬかるみをつくる

 若き日に取り()かれたロックンロールか

 そう呼ぶに(あたい)しないもの

 生老病死(しょうろうびょうし)の道連れ

 (まま)ならぬは愛別離苦(あいべつりく)怨憎会苦(おんぞうえく)



 美人薄命の(こよみ) 毎晩零時めくりゆく指で

 月日は非情にもあなたを奪い去ったのです

 情緒安定を祝し()(わきま)えた

 その姿 見る影も無いんだよ お嬢!


 雌伏雄屈(しふくゆうくつ)の憂き目にはご一緒致しましょ

 手の甲に接吻(キス)をして()きしめると

 (すき)あらば押し倒すから

 その(むね)をとくと覚えていてね


 恋して飽くことなきロックンロールか

 そう呼ぶに(あたい)しないもの

 谷風のように吹き上がり

 吐瀉物(としゃぶつ)のように掃き溜めを(よご)

 ()りし日に()け継ぐべきロックンロールか

 そう呼ぶに(あたい)しないもの

 生老病死(しょうろうびょうし)(なぐさ)

 悩ましきも求不得苦(ぐふとくく)五陰盛苦(ごおんじょうく)

「愛別離苦」しか覚えてませんでした。 


挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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