表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/66

雪に埋もれた『魔法のランプ』 「願いは叶えて貰える?貰えない?」

第66話目とての投稿作品は、カクヨムの企画「カクヨムコンテスト11【短編】」に対して書いた『現代ファンタジー作品』です。

 神様たちから毎年1つ、『魔法のランプ』が何処かの誰がにプレゼントされることとなって、幾千年幾万年が経過しました。


 でも何時、何処の誰に『魔法のランプ』が届くのかは、誰にも判りませんし、教えても貰えません。


 そして今では『魔法のランプ』の魔法が使える回数と期間も、1回限りの108日間限定なのです。


 1回限りに限定しないと、108日間だけに限定しないと、『魔法のランプ』に込める魔法力も『魔法のランプ』も持たない耐えられない仕様なのです。


 ま~そうでもしないと人は煩悩の塊なので、願いに限りが無いのだから仕方がありませんよね。


 願いが叶うのは1回きりで、通常あり得ないような無茶なお願いは全て自動キャンセル、そうでもしないと人はアッサリ滅んでしまうのですよ。


 無茶な願いを叶えてしまったことで、過去に何度人類は滅亡しかけたことか・・・



 今年の『魔法のランプ』をプレゼントする係となった神様は、超の付くほどにズボラでいい加減な神様でしたから、誰に届けるかを決めるのも、届けてあげるのも面倒だと思っていました。


 正月元日の夜に地上に現れた神様は、運良く『魔法のランプ』を拾った人が貰えばいいと考えてしまい、その神様が祭られている祠までは来たものの、少し雪の積もった祠の屋根の上に『魔法のランプ』を放置したまま、誰にも届けることなく、天上界に帰ってしまいました。



 祠のある辺りは超が付くほどに豪雪地帯としてとても有名な地方で、毎年何メートルもの雪が降り積もり、全て雪解けするのは春、それも4月中旬になってからです。


 何とも運が悪いことに、その晩から猛吹雪となり、祠の屋根の上にそのまま置いてあった『魔法のランプ』は、強風に煽られて吹き飛び、祠の裏側に落ちて大雪の中に埋もれてしまいました。



 運良く?大雪がクッションとなり『魔法のランプ』は破損こそしませんでしたが、発見されたのは4月下旬になってから、地元ボランティアの皆さんが春の大掃除で祠の辺りを掃除していたときでした。



 「祠の裏にランプが落ちていたぞ」


 「なんだなんだ、お宝かい?」


 「え~!文献にある『魔法のランプ』によく似ているぞ」


 「てことは、願いが1回だけ叶うってことかい?」


 「凄い凄い、超ラッキーだね♡」


 「Aさんが拾ったんだから、ランプの横を擦って何か『願い』を言ってみろよ~。運が良ければ、願いが叶うかも知れないよ~」


 「わかった、やってみる、『良縁結婚』お願いします」


 「おっ、けむりが出て来たぞ~」


 「ん、けむりの中に何か字がメッセージが浮かび上がってきたぞ!」


 「で、メッセージはなんて書いてある?」


 「誠に申し訳ございませんが、この『魔法のランプ』は使用期限を過ぎてしまいましたので、ご希望の願いを叶えることは出来ません。自己努力で願いを叶えられるように、これから日々励んでください。だってさ:;(∩´﹏`∩);:」


 「「「・・・・・」」」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ