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短編

「体感時間」

作者: hakucv



 『おぎゃあ!おぎゃあ!』


 「おはよう……まったく、元気な子が生まれたもんだね。」




 『ママこれいーや!いらない!』


 「ほら、ちゃんと朝ごはん食べないと大きくなれないんだよ。」




 『おはようございます。』


 「はい。おはようございます。それでは今日の授業を始めましょう。」




 『ねぇ、お昼ご飯一緒にどう?』


 「あー、いいや。最近体重が気になっちゃって」




 『……午後の講義行くのやーめた。空いた時間で寝よ。』


 「そんなお前にいい誘いがある。朝まで麻雀しようぜ。」




 『いただきます。の前に父さん、母さん。今日給料日だったんだよ。だから……今まで育ててくれてありがとう。』


 「初任給で親にプレゼントなんてベタね。でも、ありがとう。」




 『ディナー美味しかったね。そして店からここまで歩いてきたわけなんだけど………よし。結婚してください。』


 「はい。よろこんで。」




 『ああ、もう夜か。確かに眠くなってきた。色々あった気もするが、案外早いな。』


 「あなたの1番近くに居られたこと、幸せでした。私も、孫まであなたのために泣いています。どうか彼処でも、胸を張ってください。」



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