第2話 新たなる戦士
学園に危機が迫っている!
謎の変なおっさん…半月ソルジャーにより、無理矢理訳がわからない戦いに巻き込まれたあたしは、
なぜかまた恥ずかしいものを忘れて、途中まで帰っていたのに、また逆戻りすることとなってしまった。
校門に着いた時、嫌がらせのように月が出ていた。
いつも綺麗と眺めていた月を、怨むことになるなんて…。
しばらく、月を見上げていたあたしは、ため息をつき、
「やっぱ…帰ろか」
後ろを向こうとした時、
声がした。
「この物語は、学園を守る乙女レッド!結城里奈、結城里奈の恥じらいと青春の物語であ〜る。結城里奈、結城里奈」
前みたいに頭の中に響いてるのかと思ったら、校門の向こう体育館の真横で、拡声器を持った半月ソルジャーが、叫んでいた。
「人の名前を連呼するな!」
あたしはわなわなと震えながら、怒りで駆け出した。
拡声器を持った半月ソルジャーは、逃げる。
「待ちやがれ!」
あたしは、校内に再び入ってしまった。
罠にはまったのだ。
乙女戦隊月影 第二話。
【新たなる戦士】
スタート。
半田響子は、焦っていた。
もう2ピー歳である。
後がない。
スタイル抜群!ナイスバディである自分が、行き遅れるとは……多分、神様も予定外のはずだ。
女子高に閉じ込められているといるのが、最大の理由であろう。
保健室に勤務している半田は、悶々とした日々を過ごしながら、出会いなき生活からの脱却を望んでいた。
だから、今日はお見合いコンパなるものに参加したのだ。
妙な雑居ビルの一室に集められた八人の男女。
大人の色気を基準値以上に持ち合わせる半田は、無敵なはずだった。
しかし、人生には誤算がつきものだ。
参加メンバーを見た時、半田は絶句した。
(わ、わかい!)
多分、皆…十代である。
しかしも、男側はチャライ!
教師ならば、注意したくなる程の半端ないチャラさである。
これは、ホストクラブに紛れ込んだマダムのノリである。
しかし…しかし…、
しか―――しである。
半田は、考え方を変えた。
(チャライから、遊び易いわ)
もう食べてやると、女狼の如き目になった半田。
だけど、誤算があった。
隣に座った女である。
その女は、自己紹介もしていないうちに、こう言い放った。
「今日、あたし…お持ち帰りOKです!」
(え!?)
いきなりの爆弾投下に、逆に凍り付く男達。
あまりの言葉に、無言になる場を、意味が通じていないからと勘違いした女は、さらに追い討ちをかけた。
「今夜、やれます!」
「え!?」
女性陣からも声がした。
「え?マジ!いいの!」
男達の中で、一番残念な男が聞き返すと、
女は笑顔を向けながら、
「お前に言ってねえね!殺すぞ!ボケ!」
細めた目から、刺すような鋭い視線が、残念な男を射ぬいた。
半田はその瞬間、隣に座る女の制服に気付いた。
(あたしの学校!?)
その女生徒の名は、平城山加奈子。
勿論、お見合いコンパは、加奈子のせいで、おかしな空気になり…
そのまま終わってしまった。
「いい女を…抱く根性もないのかいよ」
会場を出るとき、男性陣に唾を吐きながら、鞄を背負い帰っていく加奈子の後ろ姿に、
半田は、何か運命のようなものを感じていた。
「半田先生」
会場を出て、雑居ビル内の廊下で立ちすくみ、加奈子を見送っていた半田は、後ろから突然声をかけられて、振り返った。
「あ、あなたは!」
その出会いが、半田の運命を変えることとなる。
そして、物語は冒頭に戻る。
半月ソルジャーを追い掛けて、校舎内に戻ったあたしは、ある教室の前まで、誘導された。
半月ソルジャーは身を屈めると、教室内を指差した。
「な、何?」
教室内を覗いたあたしは、その中で、補習を受けている生徒の姿を見つけた。
そして、
「お兄ちゃん!」
教壇に立ち、補習を担当しているのは、あたしの兄…結城哲也だった。
「男の方ではない」
半月ソルジャーの言葉で、あたしは補習を受けている生徒を見た。
「夏希!?」
たった一人で補習を受けているのは、同じクラスの五月雨夏希だった。
「あの子…補習受けてたんだ」
驚くあたしに、半月ソルジャーはさらに驚く言葉を発した。
「彼女は、乙女ブルーだ」
「え!?」
あたしは、目を見張った。
机の横にかけられている鞄の中から、青い眼鏡ケースが見えた。
「夏希が、乙女ブルー!?」
衝撃の事実に、驚いてると、半月ソルジャーはあたしのスカートを引っ張った。
「もう一人…乙女ソルジャーを見つけている」
半月ソルジャーは、中腰になりながら、あたしのスカートを引っ張っていく。
「ち、ちょっと…」
あたしはスカートを押さえながら、教室の前を後にした。
「あ、あんたね!」
補習をやっている教室から離れたあたしは、半月ソルジャーの頭を叩こうとした。
あたしのパンチを避けると、半月ソルジャーはスカートから手を離し、廊下を走りだした。
「待ちなさいよ!」
あたしも、廊下を走りだした。
そんなあたしを照らすように、廊下の外では、もう月が出ていた。
「う〜ん」
夏希は、頭を抱えていた。
それは、補習の問題が難しいからではなく、
その逆だった。
すらすら解けるのだ。
いつも、テストの問題は解けないけど…他は解ける。
やまが外れてるのだ。
そんな自分が、情けないのだ。
「〜は、こうやれば…」
黒板に、要点をまとめている哲也は、チョークを置くと、
「これを書き終わったら、今日は帰っていいいです」
夏希に顔を向けた。
「……」
夏希は目を細目ながら、黒板に書かれた文字を、必死にノートに写していた。
そんな様子を優しく見守る哲也は、突然扉を叩く音に気付いた。
「うん?」
哲也はそれに気付き、扉に近づくと、ゆっくりと開けた。
「はい?」
その瞬間、哲也は顔にスプレーで、何かをかけられた。
それは、催眠ガスだった。その場で崩れ落ちた哲也は、素早く廊下へと出され、扉は一度閉まった。
そんな一連の出来事も、夏希は気付かなかった。
最近、視力が落ちてきたのか…黒板の字が見えなくなってきた夏希は、必死に目を細め、文字と格闘していたからだ。
だったら、一番前に座ればいいのだけど、
それは、夏希のプライドが許さなかった。
(でも、見にくいのもねえ)
だんだんと疲れて来た夏希は、あることを思い出した。
(そうだ!さっき、変なおっさんに会って…天井から、眼鏡ケースがあ!)
夏希は鞄に手を伸ばし、眼鏡ケースに手を伸ばした。
度が合っていないかもしれないけど、物は試し。
夏希は、眼鏡をかけてみることにした。
「すまないな…先生!」
哲也に催眠ガスをかけたのは、用務員のおじいさんだった。
「今、教室にいる女は、乙女ソルジャー!」
おじいさんは、哲也を廊下に横たえると、フッと笑い、
「しかし…まだあやつは、自分を乙女ソルジャーだとは気付いていない」
おじいさんは着ていた作業服を脱ぎ捨てた。
全身に蔦を巻き付け、下半身には針をモチーフにしたカップをつけたパンツという露な姿を晒した。
「今の内に、この怪人植木蜂が、貴様を殺す!ハハハ!」
高笑いをしながら、扉を開けた植木蜂は、目玉が飛び出す程、驚いた。
なぜなら、乙女ブルーの姿をした夏希が、一心不乱にノートにペンを走らせていたからだ。
「お、乙女ソルジャー!」
予想外の出来事に、思わず後ろに下がった植木蜂は、何かにぶつかった。
「怪人だな?」
耳元に響く低い声に、はっとして振り向こうとした植木蜂は、首許に手刀をたたき込まれた。
「お、お前は…」
意識を失う寸前、崩れ落ちていた植木蜂は、そばに立つ黒い影を確認した。
「…」
無言で、倒れていた植木蜂の頭を踏みつけた黒い影は、開いた扉より、教室の中を見た。
「ブルー…」
廊下の騒動に気付かずに、必死に黒板を睨んでいる夏希を見つめた。
「よく見えるわ!これ!」
夏希は変身して、身体能力が向上したことに素直に喜んでいた。
「だり〜い…帰るのが、だり〜い」
誰もいなくなった教室で、無造作に並べた机の上で寝転んで、天井を見上げているは、花町蒔絵。
あたしのクラスメイトである。
なのに、なぜか今、蒔絵がいるのは、まったく違うクラスである。
多分ここまで来て、帰るのがだるくなったのだろう。
「彼女が、乙女グリーンだ」
半月ソルジャーの言葉に、あたしは目を丸くした。
「あの子があ?」
あたしは、思い切り頭を横に振った。
「無理!無理!絶対無理!あの子は、絶対無理!」
あたしがそう言っても、半月ソルジャーは肩をすくめて、
「無理だな。乙女ソルジャーを選出するのは、月の神だからな」
「月の神?」
「そう…月の女神が、決めるんだよ」
「何よ!それ」
あたしが、半月ソルジャーに詳しく問い詰めようとすると、
どこからか笑い声がこだました。
「ハハハハハハ!」
「何よ!このお決まりの登場の仕方は!」
あたしは、笑い声がした方を見た。
廊下の一番端に立つ男。
「あ、あやつは!」
半月ソルジャーの胸筋が、ピクピク動いていた。
「レッド!あやつは、怪人だ!」
と言うと、半月ソルジャーはあたしの後ろに隠れた。
「怪人?」
あたしは、首を傾げた。
ゆっくりとこちらに近づいてくる男は、どう見てもあたしと同じ学生だ。
「ハハハ!」
学生は笑いながら、ゆっくりとこちらに近づいてくる。
「今日…神は、僕を救ってくれた。電車で、この学園の生徒に触った僕に!警察に通報されかけた僕に!救いをくれた」
「チカン?」
あたしは一瞬、たじろいだ。
「ありのままでいい!ありのままの君でいいと!」
学生は、ものすごいスピードであたしに、向かって走ってくる。
「レッド!変身だ!」
「え!!」
よく変わらないけど、乙女の本能が危険を感じた。
あたしは慌てて、ポケットから眼鏡ケースを取出し、変身した。
「遅い!」
乙女レッドに変わった瞬間、あたしの胸をわしづかみにする学生の手に気付いた。
「我が名は、怪人チカン!」
にやりと笑うチカンに、
「きゃああ!」
あたしは、悲鳴を上げながら、蹴りを放った。
しかし、チカンは左腕で蹴りを捌くと、
右手を一度離した。
そして、回り込むように、今度はあたしのお尻を触った。
あたしの全身に、悪寒が走る。
「いやああ!」
あたしの絶叫に、教室内にいた蒔絵は気付いたけど、
「だりい」
顔を上げて、廊下を見ることすら、する気が起こらなかった。
「くそ!」
赤の戦闘服を身に纏い、身体能力が上がったはずのあたしの攻撃を、チカンはことごとくかわしていく。
「この動きは!」
半月ソルジャーは、目を見張った。
あたしの攻撃を、巧みなステップで避けながら、何度もあたしは、胸を触られていた。
その腕の動きが見えない。
「この動き…ボクシングか!」
半月ソルジャーの言葉に、チカンはフッと笑った。
「いかにも」
そして、またあたしの胸を揉む。
「あ、あんたね!スポーツマンが、こんなことしていいと思うの!」
あたしの攻撃は、華麗な足さばきに、当たらない。
「僕のリングは、満員電車。このステップは、満員電車の中でも、すばやく動く為!このジャブは、どんな時でも、一瞬で、尻を触る為!」
チカンは、目に見えない細かいジャブで、何度もあたしのお尻を触る。
「スポーツマンが、エロくないと思うなよ!思春期の男は、エロでいっぱいよ!」
「ち、調子に乗るな!」
あたしもパンチを繰り出すけど、簡単に避けられる。
「どんなにスピードがあろうが、素人のパンチが当たるかよ!」
チカンは、触って揉むと、一度は離れる。
そのような攻撃を繰り返す。
「チカンであることを認め、社会的な立場も捨て、進学も諦めた男の恐ろしさ!思い知るが、いいわ!ハハハ!」
チカンはにやけながら、触り続ける。
「ふざけるな!」
あたしはキリッとチカンを睨むと、チカンの見えないストレートを掴んだ。
「何!」
驚くチカンの拳を握り締めながら、
「例え…見えなくても、同じところを、何度も触られたら、次の攻撃は予測できるわよ!」
チカンは、あたしの胸とお尻しか触っていない。
「な、なるほど」
チカンは口元を緩めると、強引にあたしの手から、拳を抜くと、距離を取った。
「ならば、究極のチカンを見せてやろう!」
チカンは、また突進してくるが、今度はボクサースタイルではなく、身を屈めて、あたしの足を取りに来る。
「男の夢アタック!」
チカンがあたしの短いスカートに手をかけようとした時、
あたしの膝蹴りが、チカンの顔面にヒットしていた。
よくプロレスラーが、負けるパターンである。
鼻血を流しながら、倒れるはずのチカンは、踏張った。
「パンツ!」
膝蹴りの瞬間、もろに見えたあたしのパンツを、ガン見したチカンに、あたしは回し蹴りを首筋にたたき込んだ。
今度は、腕で捌くこともしないで、喰らったのに、チカンは不動の形で、あたしのパンツだけを見ていた。
「恐るべし!怪人チカン!」
半月ソルジャーは同じ男として、理解していた。
「恥ずかしさで、パワーが上がるレッドに対して、あやつは興奮する度に、強くなるのだ!」
半月ソルジャーは拳を握り締め、
「恥じらいと欲望の戦い!どちらが勝つ!」
「この!変態があ!」
あたしが放ったドロップキックを、いとも簡単に受けとめると、チカンは笑った。
「こんな大技が、実戦に有効だと思ったか!」
チカンは、両手で掴んだあたしの足を無理矢理広げると、各足を脇に挟んだ。
「男の夢シリーズ!こんなことをやってみたい!くらえ!この技を!」
チカンは回転しだした。
ジャイアントスイングだ。
「きゃあ!」
狭い廊下で、回転するあたしのスカートが、風圧でめくれた。
「ありがとう!神よ!」
チカンは至上の喜びを感じながら、神に感謝した。
回転したまま、突然足を離されたあたしは、勢いで廊下を転がった。
チカンも、目が回ったらしくて、ふらふらになりながら、廊下の壁に激突した。
しかし、なぜか顔は満足感に溢れていた。
動けないチカンを見て、半月ソルジャーは叫んだ。
「乙女ソルジャーに危機が訪れた時、あいつが現れる!」
半月ソルジャーは、リモコンを股間から取り出すと、
「出でよ!月影ロボ!」
半月ソルジャーの要請に答えて、普段ならすぐに現れる月影ロボが現れない。
「ロボ!」
心配になって、駆け出した半月ソルジャーは、廊下を曲がった瞬間、
途中で止まっている月影ロボに気付いた。
半月ソルジャーが急いで、月影ロボに駆け寄った。
充電が切れていた。
それを知った半月ソルジャーは、泣きながら、ロボにすがりついた。
「だ、誰が…コンセントを」
半月ソルジャーは、ロボを抱き締めた。
「神よ…夢が叶いました」
涙を流しながら、恍惚の表情を浮かべるチカンは、立ち上がり、歩き出した。
「今日はもう…満足しました」
清々しい表情で、帰ろうとするチカンは、なぜか動けなくなった。
「な、な、舐めるな」
あたしは、倒れながらもチカンの足を掴んでいたのだ。
立ち上がる瞬間、力任せに、チカンをほおり投げた。
チカンは、廊下の壁に頭を打った。
立ち上がったあたしは、蹴りをチカンの鳩尾に入れると、
「何度も、何度も、乙女のパンツを見やがって!胸を触りやがって!」
今度も胸ぐらを掴み、無理矢理立たすと、頭突きを食らわした。
「舐めるなよ!」
何度も頭突きをくらわし、
あたしは最高にキレた。
「レッド!」
近くの教室のコンセントに、月影ロボをつないでから、
半月ソルジャーはあたしのところに戻ってきた。
そして、そこで行われた惨劇に、引いた。
額から血を流し、血塗れになっているあたしを見て。
のちに、この戦いで女性恐怖症になった…元怪人チカンこと田中孝治(仮名)は、当時を振り返り、こう語ったという。
「女は、怖いですよ。柔らかい柔らかいと思っていたんですけど…無茶苦茶固いです。あそこで何度も何度も殴られて…恐ろしい!!だから、あの日から、私はチカンを辞めました…。振り返ったら、またやられそうで…。あっ!今は、専門学校に通ってます。勿論、バイク通学で」
「レッド…大丈夫か」
あまりの状況に、震えてしまう半月ソルジャーを、あたしは、睨んだ。
これが、のちに怪人達に裏で、恐れられることになる恥じらいのレッドの誕生であった。
頭突きのレッド。
血塗れのレッドと…。
「何か?文句あるの!」
凄むあたしに、たじろぐ半月ソルジャー。
「な、何も…」
愛想笑いを浮かべながら、後退った半月ソルジャーは、引きつりながらも、後ろを向いて、話だした。
「というわけで…次回の乙女戦隊月影は…」
「次回って、何よ?」
「え!あ、えっと…予告を…」
「予告!?」
額から血を流しながら、半月ソルジャーの胸ぐらを掴んだあたしに怯え、
「ご、ごめんなさい!」
半月ソルジャーは何も言えなくなった。
そんなあたし達の後で、教室の扉を開け、出てきた蒔絵は、何事にも気付かなかったように、歩きだした。
「だり〜い」
と欠伸をしながら。
第二話 終わり。
「あんた…制服はどうしたの?」
家に帰り、すぐに食卓についた夏希は、ご飯を食べながら、母親の言葉に首を傾げた。
「ごちそうさま」
食事を終え、父親の驚く顔も気にせずに、テレビを見た後、夏希は自分の部屋に入り、制服を脱ごうとして、絶句した。
青い戦闘服を着た自分が、部屋の鏡に映っていたのだ。
夏希は首を傾げた。
「こんな服…持ってたかな?」
つづく。
《月影通信》
はあ〜い!
皆さん、月影通信のお時間ですよ。
このコーナーを担当する!みんなのアイドル、黒谷蘭花です!イエイ!
今回は、女の敵!チカンでしたね。
みんなはチカンとかは絶対、してはいけないよ!社会的に、抹殺されるよ。
もし、そういうことをしたくなったら、彼女つくって、二人で部屋で楽しんじゃえ!
キャハ(o^o^o)
今回は、乙女ブルーが登場しました。
変身しなかったけど、グリーンも!
これからが、みんな!楽しみだね。
次回の乙女戦隊月影は、
【闇夜の刃!】
お楽しみにね。
月影通信でした。
また来週!
(^ε^)-☆Chu!!