59.障害物競走決着!
休む予定でしたが……アイデア、湧きました。
(怪良視点)
「あ、あれが噂に聞く一目連ケラか……」
八妖将、死獄童子の配下こと四鬼の1人、春銭太夫を倒したという土地神レベルの妖……
そんな雷、いくら弱く設定してあるからってどう対処しろと……
そう思っていた時ケラ……
ードンガラガッシャァァァァァン!
「お~ほっほっほ!……この程度の雷撃で止まる私ではありませんわ~!」
……蘭子は、雷に撃たれながらも走り続け、雷撃ゾーンを通り抜けたケラ。
「……あんなのが、私の義妹ケラか?」
いや、私は別に美乱御前様の娘ではないケラが……
娘の如く溺愛されてるって意味では、美乱御前様の実の娘たる蘭子は義妹ケラ。
まあ、私じゃ逆立ちしても勝てなさそうだケラが……
とか考えてると、2番手の麻里とか言う黒ギャルが雷撃ゾーンにさしかかり……
「マジ萎え~……一気に猛スピードで通り抜けるのもキツそうだし、【吹雪スピン】は雷撃までは防げないし……だったらシンプルに【防御結界】で守るだけだっつ~の!」
ーザッ……ザッ……ザッ……ス~……
トリモチゾーンの時の奇抜さは何処へやら。
麻里は【防御結界】を張って雷撃ゾーンを通り抜けたケラ……
って、そろそろ私達の番ケラ?
え、宗雪……ここはどうするつもりだケラ?
そう、思った瞬間だったケラ。
「じゃ、【防御結界】を1年全員に展開してやる」
「……ケラ!?」
今、何って言ったケラか!?
「……一応言っとくが、そんなに保たねぇぞ?……地味に使用妖力が多いんでな」
「……相棒、そんな事出来たのかァ?」
「ああ。……もっとも、その間は何も出来なくなって防戦一方になる上、分散される関係でそこまで防御力も高くねぇから実戦には使えねぇがな」
「な、なるほどなァ……」
……流石は空助の義兄兼師匠ケラな……
でも、お陰で難なく雷撃ゾーンを通り抜けたケラ。
『……ウ、ウチのイチオシ障害物がどんどん突破されていっとる……』
『ドンマイよぉ♥️……それに脱落者も出てるし♥️』
ードンガラガッシャァァァァァン!
「うぎゃぁぁぁ!」
「何でぇぇぇ!?」
「ごふっ!」
『……脱落しとるん、2年と3年やん……しかも、【防御結界】すら満足に張れへん未熟者だらけやし……』
宗雪が【防御結界】を展開した1年は1人も脱落者を出さなかったケラが、2年と3年は割と多めに脱落してたケラ……
「……やっぱり、蘭子と麻里以外は有象無象の集まりか……俺様の見立ては間違ってなかったな」
ほんと、あの程度の実力が殆んどとか……
意外と楽勝ケラな!
そして、そこからの展開も早かったケラ。
『ま、まだや!……第3の障害、泥沼ゾーンや!』
「お~ほっほっほ!……だったら跳べば良いだけですわ~!」
ーダンッ!……スタッ!……ドシドシドシドシ!
「凍らせるだけだし~!……【氷床】だっつ~の!」
ーピキピキピキピキ……ス~……
「ふっ……氷を渡るのはリスクが大きいし、【集団浮遊】だな!……もっとも、この技も結構疲れるから実戦では使えねぇが……」
ーフワフワフワ~……
第3の障害物こと泥沼ゾーンは、蘭子、麻里、1年全員が難なく突破したケラ。
なお、2年と3年は割と足止めされてたケラが……
『ぐぬぬ……第4の障害物、大玉ゾーンや!』
「お~ほっほっほ!……この程度の大玉、朝飯前ですわ~!」
ードシドシドシドシ!
「凍らせたら万事解決だし~!」
ーピキピキピキピキ……
「俺様の妖力弾で吹き飛ばすだけだな」
ードドドドドドドドド!
大玉が転がって来るゾーンは、各々が大玉の無力化に成功してたケラ……
そして、その後も襲いかかる障害物を難なく無力化する蘭子、麻里、そして宗雪率いる1年集団を前に、司会の綾香はどんどん余裕をなくしていったケラ……
『あ、あかん!……2年と3年が脱落しまくっとるのに、1年だけ全員無事やんか!……これやと、宗雪はんのあられもない姿を見るっちゅうウチの計画が台無しに……』
『……綾香さん、割とエッチな方向に染まってるんじゃなぁ~い♥️?』
『えっ!?……く、玖尼はんにそう言われるって相当やんか……』
『そうよぉ♥️?』
……た、確かに私も空助のあられもない姿とか見たいって思うケラが……本気で言ってるならちょっと引くケラな……
『……とか何とか言っとったら、次が最後の障害物やんか!?……そ、そろそろ強者達の暴挙も止めてくれへんか!?』
『大丈夫よぉ♥️……だって、最後はとっておきの障害物だもの♥️』
お、次が最後の障害物ケラか……
いったい、どんな障害物が……
『ふぅ……ほな行くで!……最後は事前に明かされとらんかったシークレット障害物!……その内容は……杏美はん、蓮業はん、重音はんの猛攻をどうにか潜り抜けるっちゅうもんや!……こればっかりはどうにもならへんやろ!』
「「「「「え?」」」」」
……私は、あんまりその教師3人の強さを知らないケラ。
でも、一目で分かったケラ。
……これ、無理ゲーだって……
「な、なァ相棒?……勝算、あるかァ?」
「……頑張れば何人かは通れる。……もっとも、3人とも俺様より強ぇから俺様はまず脱落すると思うが……」
「相棒より強いだァ?……じょ、冗談が上手いんだなァ……」
「いや、マジだ……」
宗雪より強い……
その一言に、1年はおろか後ろから追いかけて来ていた2年や3年も顔を青くしたケラ。
「おい、あんな障害物去年はなかったよな!?」
「ああ!……ってか、他も去年よりパワーアップしてやがったし……」
「どうなってんだ!」
2年と3年、本当にご愁傷様だケラな……
ま、私には関係ないケラが。
「ふぅ……玉砕覚悟で挑むぞ!」
「「「えぇ……」」」
そうして、ここまで残った3学年全員による玉砕覚悟の特攻が行われたケラ。
そして……
「お~ほっほっほ!……杏美先生、ようやく突破し甲斐のある障害物が来ましたわ~!」
ーギン!ギン!ギン!
「くっ……硬い鎧でござるな……」
意外な事に、蘭子と杏美先生は拮抗してたケラ。
もっとも……
「あ~もう、マジ萎え~!」
ーピキピキピキピキ……
「……杏美先生と戦っている愚妹の手前、姉の無様な姿を見せる訳にはいかなくてね。……だから、容赦なく行かせて貰うよ?……【第三楽章 苦難】!」
ーべンべべ~ン!
「ごほっ!……デバフとか、マジ萎え……」
「まだまだ行くよ。……【第七楽章 歯車】!」
ーベベン!
……何か三味線らしき音が鳴る中、麻里は重音先生に圧倒されてたケラ。
そして、極めつけに……
「うんうん、おじさんは雑兵処理だね~」
ートン!……トン!……トン!……トン!……
突然急接近して来た蓮業先生が、次々と生徒の首筋を叩いて気絶させて行ってたケラ。
……いや、普通ってそこ叩いても別に気絶しないケラよな?
しかも、空助を捕捉出来る私が見えないとか……
……うん、これ無理ケラね……
そうして、残った3学年の生徒達は次々と脱落して行ったケラ。
それでも、やはり強者が居るというのは時間稼ぎになるもので、最終的に1年が7人、2年と3年が1人、ゴールする事に成功したケラ。
なお、その面子は……
「お~ほっほっほ!……勝つのは無理でしたが、隙を突いてゴールしましたわ~!」
蘭子が1位の座を射止め……
「マジ萎え~……でも、2位になれただけラッキ~」
麻里が何とか2位を死守し……
「……僕が3位で良いんですかね……」
終始姿を隠していた空助が何とか3位でゴールし、それに続いて私と沙耶花もゴールしたケラ。
ちなみに、残りは名前も知らない奴等だったケラ。
『ほな、点数発表や!……3年は10点、2年は7点、そして1年は20点や!』
『ちなみに、脱落した生徒の皆も他の種目にはちゃんと出れるから、安心してね~♥️』
「……な、何とか順調な滑り出しケラね……」
「そ、そうですね……」
こうして宗雪達が教師陣にやられるというトラブルはありつつも、私達は何とか優勢な滑り出しで体育祭を始めたんだったケラ……
ご読了ありがとうございます。
ゴールした9人以外は、全員教師3人組にコテンパンにされましたが……宗雪一派は乱戦の中での同士討ちを恐れて本気を出せていませんでした。
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後、皆様がどんな事を思ってこの小説を読んでいるのか気になるので、感想くださるとありがたいです。




