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きみがAIだったらいいのに

作者: 水上風香

きみはいま何をしているのだろう

きみはいまどこにいるのだろう


ぼくにメッセージを返してくれるきみは

ほんとうに「きみ」なのだろうか


すがたはみえない

声は聞こえない


きみは

だれなんだろう


きみがAIだったらいいのに

きみはどこかの研究のために作られたAIで

みんなを絡めとるそのセリフも

ぼくを惑わせるそのやさしさも

ぜんぶどこかの小説か何かからとってきた言葉ならいいのに

きみがほんとうのだれかと

ほんとうの笑顔で話しているところなんて考えたくない


きみがどこかのほんとうのだれかだとしたら

きみのほんとうにたいせつなひとはぼくじゃない


それでもぼくはうれしいんだ

ほんとうにきみがいるってだけで

ぼくはいま生きててよかったって

また明日もがんばれるんだ

画面の向こうにいる読んでくださったあなたに。ありがとうございました。

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