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創られた世界に破壊を込めて  作者: マサト
中間試験

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中間試験 ~1日目~

 2週間とは一瞬である。そして気付けばあっという間に中間試験当日となり‥‥

 「今日から2日間はテスト漬けだなぁ‥‥」

 「まぁ、授業がないよりかはまだマシかなぁ」

 「いいなぁ、勉強が出来る奴はそんなこと言えて。俺なんて全然勉強してないぜ」

 「出たよ。そんなことをいう奴が一番勉強しているっていうことだろ」

 「いや、本当に何もしてないってば」

 「俺なんて筆記は捨てて、実技に全てかけているんだぜ」

 等と言う輩が多くいるのであった。

 今回の筆記試験は1日目に筆記試験、2日目には実技試験となっている。ちなみに実技試験に関しては昨日少しだけ内容が発表されたのだった。その内容は指定された場所に置いてある宝を早く獲得せよ。そしてそれ以上の事は当日にならないと分からないため各クラスともどのような対策を取ればいいのか頭を悩ませるのであった。

 「星乃君はこの実技試験はどっちだと思う?」

 「どっちって?」

 「この試験は個人戦か、それともクラス対抗か」

 「あぁ、まぁ、これだけじゃあ何とも言えないけどおそらくクラス対抗だろうね。何せ高校に入って初めての中間試験、学生である俺たちはまだ個人戦が出来るほどの実力はまだ身に着けてないから最低でも2年か3年に進級してからじゃないかな」

 「まぁ、確かにそうだね」

 「でも星乃君の場合は‥‥ね」

 「うん、れー君、個人戦でも難なくこなせそう‥‥」

 「零は規格外だからねー」

 「やだなー、おだてても何も出ないぞー」

 「「「「「いや褒めたわけじゃないから」」」」」と5人が息ぴったりにツッコミを入れるのは言わずもがな…


 そして筆記試験が始まった。零はてっきりこの試験問題に何か細工を仕掛けてくると警戒していたが、どの問題も授業やテスト勉強で出てきた内容ばかりであった。終盤の問題に関しては恐らく2年生になって習う術に関する応用問題のためこれは特別意地悪というほどではなかった。たまに、テストを作成する教師にもよるがこのような授業で習ってないような問題を用意する場合があるのであった。

 国語、数学、英語…と休憩をはさみながら残りの社会や理科の筆記試験を黙々と解いていき‥‥

 そして最後の試験終了のチャイムが鳴るのであった。

 「はぁ~~、疲れたぁ~」

 「お疲れ里見、どの教科も難しかったね」

 「そうそう、特に英語が難しかったよ」

 「私も。長文の所が一番難しかったよ」

 「あと他にも理科とか数学とか‥‥」

 女子たちはどの教科が難しかったのかを話し合っており、

 「星乃君お疲れ様・‥‥どうしたの? 何か考え事?」

 「あ、あぁ、いや、何か細工してくるかと思ったけどそれが杞憂に終わったからどうしても気になって…」

 「あぁ‥‥確かに」

 「もしかしたら明日の筆記試験で何か仕掛けてくるかもね」

 「そう‥‥だね」

 「うん? どうした?」

 「えっと、松島先生の事を考えていて。あの人僕たちの担当教師なんだよね」

 「まぁ、形式上は、ね」

 「あの人どうしていつも仮病ばかり使っているんだろなって…」

 流石に何度も休んでいることから陽彩はあの教師が仮病でわざとこの教室に来ないことはすでに気付いていたのだった。恐らく他の者も気付いているのであろう‥‥

 「まぁ、あの教師に関してはいても居なくても俺にとっては興味がないな。それに今でもこの地下にある教室で何かしらの実験をしているみたいだし‥‥」

 「えっ、どうしてそんなことが分かるの? それに実験って‥‥」

 「まぁ、それに関して詳しいことが分からないから明日にでも探ってみるか」

 「明日?」

 「分かったら教えてやるよ」

 そうして1日目が終了したのであった‥‥

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