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創られた世界に破壊を込めて  作者: マサト
体育祭

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10月7日の経緯

 何故星乃零が今まで純白長髪でメイド服を着ている女性に姿を変えていたのか‥‥それは今から6日前の10月7日へと戻るのであった‥‥‥。


 10月7日から7日間は術科体育祭が行われる。本来ならば1-Gもそこに参加、もとい応援に行かなけらばならないが5人はその体育祭が行われる競技場には行かなかった。その代わりにその競技場の隣にあるドーム前にいるのであった。それは何故か? 時をさらに遡り10月4日の選抜メンバー最終決定会後の学校帰り零は5人にあることを頼んだ。それは10月7日からしばらくの間ある人物たちの手伝いに来て欲しい。との事であった。何でもその日に来るはずの人たちが体調不良でしばらく絶対安静との事なので人手を探しているとの事であった。そして零はそのイベント関係者からその日からしばらくの間手伝って欲しいと前もって頼まれており当然そちらを優先するため体育祭の応援には行けないのであった。ではなぜ5人にも声を掛けたのか、それは単純に人手が多いに越したことはない。である。そして5人の答えはというと「‥‥まぁ、うん、体育祭にいてもやることないし‥‥手伝うよ」と他の4人も同じようなことを言いイベントの手伝いに参加を決めるのであった。

 そうして日を再び10月7日へと戻るのであった。5人は零の【座標転移】によって目的地へと転移したのであった。転移前は喫茶四季にいたのだがこの転移で僅か1秒で着くものだから相変わらず彼の凄さに驚くばかりであった。そして零は「あと2人にも声を掛けたらイベントの手伝いに来てもらうって約束しているから連れてくるね」と言い再び【座標転移】をしたのであった。そして僅か30秒後再び零が現われ後ろには先ほど言っていた手伝いに来てもらう2人がいるのであった。その2人とは第7術科女学院の山影実憂と影山優美であった。2人は今ジュダルが住む場所として用意してくれたマンションの空き室で暮らしている。学院に関しては実憂は休学中、優美はというと未だ未定状態であった。

 ドーム前に計10人が集まったところで「ふぁ~~、時間ぴったりじゃのぉ~~」と眠そうにこちらに向かってきたのはジュダルと後ろにローズとクランであった。ジュダルは相も変わらず赤いキャミソールのような洋服に2人はメイド服と執事服の姿であった。そもそも何故この者たちがいるのか、それはジュダルもこのイベント関係者の1人だという事であった。もしかして依頼人ってジュダルさん? と小笠原陽彩は聞いてきたが残念ながら違うのであった。では誰なのかはドーム内に入ってすぐに分かるのであった。

 「わぁ! 貴方たちが私たち『HSP』のイベント準備に手伝ってくれるんだね。どうもありがとう。あっ、自己紹介がまだだったね。私は海原マリーです。イベントが始まるまでの間だけどよろしくね!」

 動きやすい運動着に着替えている海原マリーは零たちにそう簡単な挨拶と自己紹介をし「それじゃあ、また後でね」と言い練習場へと移動するのであった。海原マリーは今や国民のほとんどが知っている有名なアイドルである。そんな彼女がまさか零に依頼を出した人物であったことに唖然とし、そしてしばらく間が空いてから‥‥‥2人は一体どういう関係なの――――!! とほとんどが零に問いただすのであった。そして返ってきた答えはというと、「どういうって‥‥どうもなにも前から知り合いだけど?」と当たり前のようにそう答えるのであった。

 

 今回頼まれた依頼は今月末行われるライブで使用するライブグッズの準備から、機材の設置、機材の不具合確認、ステージの設営‥‥等々製作から設営までを行うのであった。ドーム内にはすでにイベントスタッフがいるのだがその人数は50人にも満たされていなかった。今月末に行われるライブはなんでもそれなりの大金を使用し開催するとの事なので大量の機材の準備からステージ設営等を考えればこの人数では絶対に間に合わないので依頼人であるマリーは零に依頼をしたのである。

 そんなわけで3手に分かれて作業を始めたのであった。ライブグッズ製作を寧音・香蓮・実憂。機材や道具を指定された場所に配置するのを里見・理沙・優美。ステージ設営を零・陽彩と分担して行うのであった。

 当たり前だがどの作業も簡単ではない。ライブグッズ準備陣はライブ当日に販売するグッズを用意することで団扇からタオル、缶バッチ、ペンライト、Tシャツ‥‥等々をすでに発注済みの工場から受け取り・各グッズごとにまとめる作業を行う。一見簡単そうに見えるが取り寄せるグッズの数はすべて合わせると数千個はあるとの事である。人気アイドルによっては数千個のグッズがあってもすぐに売り切れるところもあるらしくこの『HSP』はその人気アイドルに入るためこれまでの売り上げを考えれば数千でも足りないかもしれないとの事であるらしい。そして取り寄せる工場の数は数十か所あるらしく場合によってはこちらから直接向かいグッズを受け取りに行かなければならない。まぁそれはスタッフの人がやるのでよほどのことがない限りは問題ないだろう。

 機材・道具配置はすでに用意されている機材…照明やテレビ局で使われるようなカメラ、演出道具‥‥を指定された場所へ配置するのであった。こちらも簡単そうに見えるが機材・道具の数は数百ほどあり、しかもどれも結構重く、しかもかなりの高額なので壊したりすれば間違いなく数十、数百万を弁償する羽目となるので慎重になる必要があるのである。

 ステージ設営は演出の水や火、スモークなどの特殊演出を指定された場所に配置、『HSP』に合うようなステージを設置、ステージで使用する機材をステージ前運んだりとかなりの重労働である。この役目は男性ではないと難しいので零と陽彩に行ってもらったのだが細かい調節や機材を置く配置が違っていたり、ステージ設置があらかじめ用意していた配置図と若干ずれていたりと何度も修正をし直していた。

 スタッフが少ないうえに零達はこの手伝いに関しては未経験である。そのためこの1日では2割程度しか進まなかったのであった‥‥‥。そうして1日目の手伝いは終了したのであった。

 

 この手伝い期間零達はとあるホテルに無料で泊まることが出来、食事は毎食バイキングで部屋に関しては個室だがそれなりに広かったため特に不満はなく零達の他にも『HSP』のメンバーやスタッフ関係者も同じホテルに泊まるのであった。零達が止まる部屋に向かっている間1階のフロアにて『HSP』のメンバーとスタッフ関係者、そしてジュダルが明日のスケジュールについて話し合っているのであった。その後しばらくして零達も合流し、この場にいた全員はバイキングコーナーへと向かうのであった。

 だが食事の前に零はジュダルから「食事前に話があるから部屋で待ってるぞい」との事で皆と別行動をとりそのままジュダルが泊っている部屋へと向かった。そして中に入るとそこは零たちが泊っている部屋の何倍も広かった。ここはホテル最上階いわゆるVIPルームであった。そしてこの場にはジュダルの他にマリーがいるのであった。何でいるのかと聞いたところ「暇だから」と一言そう言うのであった。

 「食事前に悪いが、お主には今から隣の競技場で行われる食事交流会に潜入してもらいたい」

 「すまん、意味が分からないんだけど」

 食事交流会は明日の体育祭に向けて運営員会が用意したささやかなパーティと聞いている。だがそれがどうして潜入しなければいけないのか話が飛び過ぎである。「あぁ、すまんすまん、いきなり過ぎたのぉ‥‥」と言い改めて説明するのであった。

 「第3術科学校の文化祭に前触れもなく現れた正体不明の怪物について童はお主が持ち帰って来た体‥‥もとい触手を童なりに調べたのじゃが、どうやらこの時代に存在していない物質成分あるいは細菌で生み出されたことが分かってのぉ‥‥」

 そうしてテーブルに数枚の写真を置くのであった。その写真とも中年で肥えたの男性が写っていたのであった。

 「こやつは一ノ瀬博之と言って3年前から第1術科学園の校長を務めておる。その見事な手腕でこれまで術科学生が参加する大会のほとんどを好成績もしくは優勝と何度も導いておるそうじゃ」

 「ふーん、そんなに凄い人なんだ」

 「まぁ確かにすごいとは思うのじゃが‥‥もしこれが賄賂やとある取引で成立した結果だったならばどうじゃ?」

 後ろにいたローズから「どうぞ」と言い何枚ものの資料をテーブルに置いたのであった。

 「初めは気にも留めないただの人間と思っていたのじゃが触手に含まれていた物質成分や細菌について調べていたらこの男がヒットしてのぉ‥‥どうやらこの人間は何か良からぬ組織に所属している可能性があると思いお主に伝えたのじゃよ」

 「まぁ、うん、それは分かったけど何でそれが潜入と繋がるの?」

 「この男一ノ瀬博之はこれから行われる食事交流会に出席をするそうじゃ。それでお主にはこの者がどこの組織に所属しているのか、この正体不明の物質成分と細菌について調べて欲しいのじゃよ」

 「…‥‥それってジュダルがやれば大体は分かるはずだよね」

 「残念ながら童にはやることがあってのぉ‥‥」

 チラッと後ろを見ればローズがジュダルをじぃ~~と見ていたのであった。あぁ‥‥そういえばあの時残っている仕事について色々言われていたような‥‥

 「…‥まぁというわけじゃ。童の代わりに引き受けて欲しいのじゃよ」

 「‥‥はぁ~~、分かったよ。引き受けるよ。…あっそうだ、じゃあ代わりにこの商品を体育祭が終わるまでに購入しといてよ。それが引き受ける条件という事で」

 「どれ‥‥‥ふむ、良いじゃろう。取引成立じゃな」

 そうして零は後数十分後に始まる食事交流会の場へと向かうのであった。その際ローズからある物が入った品物を渡されるのであった。

 

 

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 大体1分ぐらいで見終われるように書いております。  内容次第では少し長くなります。
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