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創られた世界に破壊を込めて  作者: マサト
夏休み

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122/349

海の家と依頼調査 ①

 祭りの翌日は海の家がある浜辺へと向かった。そこは電車で約1時間ほど先にある所で広い海は勿論のこと浜辺近くには高級ホテルや漁業、魚料理を提供しているレストラン等の建物が多くあるのだった。そして海の家がある浜辺へと向かったのは四季春奈、四季夏希、四季有紗、星乃零の4人であった。その店の広さはお客が30人ほどは入れるほど広く、中も掃除が整っているのか綺麗で壁やあらかじめ用意されていた調理用器具、水回りも同様綺麗であった。

 「それじゃあ、私たちはこれから高木さんと会いに行って料理や飲み物の打ち合わせをするからその間2人はその依頼人のところに行っておいで」

 そう春奈が有紗と零に言うのであった。ちなみに高木さんとは海の家で開いているお店の取締役的な人物でらしい。それでどうして海の家でお店をやって欲しいとなったかというと‥‥何でも彼は数か月前から喫茶四季に毎日のように通っており大体いつものメニューを注文するため春奈が顔を覚えていたらしい。そして今から1週間ほど前例年通り海の家の準備を行っていたがそのうちの店、つまりこの海の店で営業する予定の店員の殆どが体調を壊した、もしくは店に支障をきたすような怪我をしたという報告を受けた。その報告を受けてこのままでは店が開けなくなる。そんな時彼は1つ閃いた。最近お気に入りの店である喫茶四季にお願いしようと。そうして今日この日4人のうち2人だけだが海の家で店を行ってもいいという連絡を受けて現在春奈と夏希は高木とお店の打ち合わせを行っていた。お店に関しては何の問題もなければ翌日から他の海の店と同様に営業できるという事となる。すると四季有紗と星乃零は蚊帳の外となり‥‥


 「ぶぅーー、何で私も打ち合わせに参加できないの」

 「いやこれから依頼人に会うんですから、春奈さんが気を使ってくれたんでしょ。だったら俺たちはそれに応えないと‥‥」

 「まぁ、そうだけどさぁ‥‥それでも何かしたいって思うのは私だけなの? 零だって春ねぇに恩返ししたいと思っていないの? 私は思っているよ。だって春ねぇのおかげで今の私がいるんだから…」

 「まぁ、思って無くはないですよ。春奈さんたちのおかげで俺は居候ですけど住む場所を頂いたんですから少しでも恩は返したいとは思っていますよ…」

 「でしょ。こうなったらこの依頼をさっさと終わらせて春ねぇたちのお手伝いをしないとね」

 そんなことを言いながら2人は依頼人に会うのだった。


 この依頼を申し込んだのは近くにある漁業で働いている漁師からであった。てっきり魚を上げる作業の手伝いや魚を仕分ける手伝いをするのかと思ったが実際の所はそうではなかった。何でも最近船で魚を上げに行った漁師数名が行方不明となっているらしい。そしてそれと同時に最近ここから少し離れた沖では謎の生物が泳いでいると噂されていた。その実態はまだ誰1人として見てはいないが、確かなことはサメやクジラよりも大きく、全長からして約数十メートルほどあるらしい‥‥それ以降漁師たちは沖まで行きにくくなり沖での魚上げが出来なくなっていた。沖に行けば行くほど多くの魚が取れたり質のいい魚が取れたりもするためこのままではいずれ魚を上げているポイントで上げ続けると魚を捕る量が減っていき家庭を持つ漁師にとっては収入が減るばかりとなるらしい。当然術科協会や術科警備隊へと捜査依頼を出していた。だが何でも‥‥

 そんな不確定な生物がいるのではこちらからは捜査員を出せない、もう少し具体的な情報を提供してください。でなくては術者の命に係りますので‥‥

 そう断れたらしい。その言葉を聞いてふざけるな! こっちはすでに何人者の漁師が行方不明なんだぞ! と抗議をしたが結果は変わらず‥‥その後は探偵や警察にも連絡をしたがそんな不確定な生物がいるのではこちらは動けません。と同様に断られたのだった‥‥

 そんな断り続けた中その漁師は1つの探偵事務所に目を付けた。その探偵は実績に関しては殆どなく名も当然知らないが、仕事内容に関してこう書かれていた。

 

 人探しから、物探し、浮気調査から殺人事件、さらには怪奇現象から未確定生物の調査まで何でもお任せあれ! 喫茶四季で営業中探偵事務所エトワールまでお困りごとがあればご連絡を!!

 

 きっとこの探偵事務所なら受けてくれるかもしれない。そんな確証もない事を考えながら連絡先が書かれているメールに依頼内容を書いたメールを送るのであった。その結果は‥‥


 「それじゃあ、依頼内容を確認しようか」

 魚料理を提供しているレストランで有紗と零は確認し合うのだった。現在店内には人がほとんどいないためこの場で依頼内容の書かれたメールを確認するのであった。

 1.数週間前から行方不明の漁師の捜索・救出・保護

 2.謎の不確定生物の調査、情報が分かり次第術科協会もしくは術科警備隊に報告。

 とこのようであった。まず1つ目の行方不明の漁師の捜索についてだが、恐らく2つ目のこの謎の不確定生物に襲われているのは確かである。そうなると今も生きているのかと問われると不明しか言いようがなく最悪の場合を想定しなければいけなくなる。だけどその沖の近くにはあまり大きくはないが洞窟があるらしくもしかすればその行方不明の漁師がその洞窟に運良く逃げ切れたという可能性も捨てきれない。これに関しては1日でも早くその現地に向かった方がいいだろう。そして2つ目の不確定生物だが、全長がどうやら確かな大きさは分かっておらず、最低でも数十メートルほどの大きさらしい。もしかしたら今述べた大きさよりもある可能性が高い。何せこの生物は未だに姿を見せてはおらず誰1人として姿かたちを見ていない。いや、泳いでいるのだからとてつもない大きさの魚類の何かという事は分かっていた。そして姿を目視した場合すぐさま術科協会もしくは術科警備隊へ連絡を入れるらしい。そして共通することは‥‥

 「えぇっと‥‥・この漁師さんが言うには襲われた時間に連絡が入ったのは全部深夜頃みたいね。ん~~、この生物は夜行性なのかな?」

 「夜行性かどうかは置いといて、魚を上げるのは日が昇る前、つまりその深夜帯に魚を上げるための漁法の準備を行っている際中にこの生物のテリトリーにこの漁師たちが入ったのか」

 「テリトリー? その沖ってテリトリーとかあるの? ‥‥サメとかクジラの」

 「でもこれまでその沖で何度も魚を上げていたけど一度も今回の事件は起きていない‥‥となると」

 零は注文していた魚料理を食べ、喉に通すとこう言った。

 「その生物は突如現れ、そして見境なく、人を襲う巨大生物という事になる」

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 大体1分ぐらいで見終われるように書いております。  内容次第では少し長くなります。
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